CD 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲〜ブゾーニ編曲ピアノ版 塚谷水無子

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PCD1712
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ゴルトベルク弾きとしても名高い塚谷水無子が
ブゾーニ版の『ゴルトベルク変奏曲』を収録!


バッハの作品を現代ピアノで演奏することに於いて、ピアノという「楽器」を知り尽くしたブゾーニの編曲の手法やピアニスティックな響きへの置き換えなどその叡智を知ることは、バッハ作品自体の素晴らしさを深め開眼させてくれます。バッハ『ゴルトベルク変奏曲』のブゾーニ編曲版は、多くが20変奏前後に省略した「コンサート版」だったり、楽譜の細かなところまで精査し演奏したものが皆無だったりします。今回、塚谷水無子は、ブゾーニ楽譜の細部、書き換えた音符の意味を探り、Ossia(簡略譜ではなく、むしろ出来ればこうして弾いて欲しいんだが・・・)の指示や演奏至難過ぎて別書きにしたNB譜など徹底的に読み砕き拾い上げて、「ブゾーニ・ゴルトベルクのMAX」で演奏し収録しています。バロックの響きを現代ピアノでどう響かせるか? に腐心したブゾーニの楽譜を紐解き忠実に演奏することで、改めてバッハ・オリジナルの『ゴルトベルク変奏曲』へ立ち返っていきます。また名曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639、「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 BWV.659 も収録しております。録音は今回もオーディオ誌でお馴染みの生形三郎氏が手掛けています。(販売元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ/ブゾーニ編:
● ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
● 『われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ』 BWV.639
● 『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』 BWV.659


 塚谷水無子(ピアノ/ベーゼンドルファー Bosendorfer model225、2009)

 録音時期:2017年12月26-28日
 録音場所:東京都立川市、チャボヒバホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【塚谷水無子】
東京藝大楽理科卒業後オランダへ。ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに、パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、チェンバロをロベール・コーネンに師事。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。NHK FMやTBSインターネットラジオ「OTTAVA」の番組出演はじめ、国内外の新聞雑誌インタビュー多数。古楽から現代音楽、ジブリまでレパートリーは多岐にわたる。日本人初のパイプオルガンによる録音のCD《ゴルトベルク変奏曲》、演奏至難のポジティフオルガンによる《ゴルトベルク変奏曲》は日経・音楽之友社各誌で絶賛。長年のオランダでの演奏家体験を織り交ぜた、鍵盤楽器のスペシャリスト塚谷ならではの新感覚エッセイ「ゴルトベルク変奏曲を聴こう!」(音楽之友社)が出版。ウクライナの現代音楽作曲家シルヴェストロフのピアノ作品集《涙のバガテル》をCDリリースし話題に。CD《バッハ・オルガン作品集》《聖なるパイプオルガン》《愛と祈りのパイプオルガン》《癒しのパイプオルガン》《Whispering Winds 第1集&第2集》発売中。(販売元情報)

内容詳細

バッハ作品の編曲で知られるブゾーニ。「ゴルトベルク変奏曲」の編曲はあまり知られていない。歴史的作品ゆえ原曲の演奏は大量に供給されど、ブゾーニ版の録音は希少。日本人ピアニストによる優れた録音の登場は嬉しい限り。この機会に鑑賞しておきたい。最後に回帰する主題がどうなるか、お楽しみに。(月)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. アリア(3:21)
  • 02. 第1変奏(0:57)
  • 03. 第2変奏(0:53)
  • 04. 第3変奏(1:21)
  • 05. 第4変奏(0:29)
  • 06. 第5変奏(0:49)
  • 07. 第6変奏(0:29)
  • 08. 第7変奏(1:01)
  • 09. 第8変奏(1:02)
  • 10. 第9変奏(1:10)
  • 11. 第10変奏(0:43)
  • 12. 第11変奏(1:06)
  • 13. 第12変奏(1:15)
  • 14. 第13変奏(5:11)
  • 15. 第14変奏(1:08)
  • 16. 第15変奏(3:17)
  • 17. 第16変奏(3:25)
  • 18. 第17変奏(1:05)
  • 19. 第18変奏(0:42)
  • 20. 第19変奏(0:38)
  • 21. 第20変奏(1:13)
  • 22. 第21変奏(1:20)
  • 23. 第22変奏(0:54)
  • 24. 第23変奏(1:20)
  • 25. 第24変奏(1:27)
  • 26. 第25変奏(5:40)
  • 27. 第26変奏(1:17)
  • 28. 第27変奏(1:12)
  • 29. 第28変奏(1:33)
  • 30. 第29変奏(1:54)
  • 31. 第30変奏(0:57)
  • 32. アリア(ダ・カーポ)(3:17)

ユーザーレビュー

総合評価

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このような編曲版を、オリジナルに対する冒...

投稿日:2020/03/20 (金)

このような編曲版を、オリジナルに対する冒涜、あるいは「ゲテモノ」と 嫌う人も多いかもしれません。 ただ、私は聴いていて涙が溢れてきました。「なんと美しく愛に満ちた演奏(編曲)だろう」と。 編曲版を創って演奏する人たちは、おそらくその曲を誰よりも愛しているのでしょう。この曲への、そしてバッハに対するブゾーニの愛と尊敬とが満ち溢れています。(そして、塚谷水無子さんのバッハ、ブゾーニに対する愛と尊敬も) シトコヴェツキー編曲の「弦楽三重奏版」を初めて聴いた時と同じような感動を覚えました。 『ゴルトベルク変奏曲』まさに無限の可能性を秘めた曲です。 そしてこのCD、私にとっては繰り返し、繰り返し聴く「愛聴盤」になりそうです。

ハイドン先生 さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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