一番の注目はやはりCD4のthe evolution of born slippy (nuxxj だろう。ビートとボーカルだけだった最初のstudio version からいくつかのlive version を経て少しずつシンセが肉付けされ、最後にアイコニックなピアノ・リフで始まる最終形へ．．．。CD2のシングル追加曲や別ミックス、CD3の未発表曲も良い。惜しむらくはブックレットのアートワークがオリジナルのドローイングではなく、押し花(?)であることと「dubnobase...」から1CD少ないのに同じぐらいの価格であること。

(Super Deluxe Editionについてのレビュー)この頃のUnderworldは結構好きだったので、いくつかシングル・12inchを持っているが、CD2.1 The Hump (Wild Beast) やCD3.1 Mmm...Skyscraper I Love You (Jam Scraper) 、7 Dark ＆ Long (Thing In A Book Mix) は初めて聞いた。特に20分を越すテクノ・ミックスThing In A Book Mixがお勧め。

アンダーワールドベスト盤それすなわちクラバー達のマスターピース。こんな最先端の音を作る人を五輪の音楽監督にトレスポなどジャンキーな映画を作る人を映像監督にしちゃう所にＵＫのアートの対する懐の深さを感じる。気鋭のアーティストに依頼するなんて日本じゃ絶対ありえない。開会式が楽しみ