天球の音楽〜モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』、アデス:ヴァイオリン協奏曲、他 ニコラス・コロン&オーロラ管弦楽団、ペッカ・クーシスト
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Greenboy | 兵庫県 | 不明 | 2022年10月14日
新旧、ジャンルを超えた演奏で、若い人達中心に注目を集めるロンドンのこのコンビ、DG デビューは、古楽色の強い、活きの良い” ジュピター”で、スタート。決まってる、ミニマルな作品を挟んで、21世紀のイギリスの作品、アデスのヴァイオリン協奏曲は、フィンランドの同じ芯、志を持つこの三者ならではの選択。デヴィッド ポワイに敬意を表しての幕。もうこれ位は、当たり前。に、ならなくちゃ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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avocado | 不明 | 不明 | 2021年03月20日
「天球の音楽」というタイトルを表すようにジャケットに2つの天球があしらわれているが、アルバムは「ジュピター」と「同心軌道」を2つの軸として構成されている。前後半で色調は乖離しているものの、演奏が素晴らしいので全体として楽しめる一枚に仕上がっている。◆ 第1部は「ジュピター」1曲。このアルバム・コンセプトではむしろ凡庸な選曲にも思えるが、この曲にまだこんな可能性があったと感じさせてくれる快演。切れ味よく、同時にチャーミングな味付けも適度に加わっていてとても魅力的。オケが暗譜して臨んだだけあって、コロンの思い描く世界を余すところなく表現している。◆ 第2部は「同心軌道」と小品3曲。リヒターの「ジャーニー CP1919」(CP1919は中性子星の名)は第2部冒頭にふさわしく、静かな反復で音楽が紡がれる曲調はその名の通り遥かな旅の始まりを感じさせてくれる。リヒターの神秘的な響きが美しいダウランド「時は立ち止まり」を経て、アデス「同心軌道」に到る展開がなかなかいい。「同心軌道」は硬質な音に陥らず、繊細に表現された演奏。異色のデヴィッド・ボウイ「火星の生活」(ジョン・バーバー編)はアンコール・ピース的。ボウイに敬意を表するような歌唱で、火星というより、地球に帰還したような安堵感と共にアルバムは閉じられる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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