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バッハ(1685-1750)

CD 無伴奏チェロ組曲 全曲 ピエール=アンリ・ズエレブ(ヴィオラ・ダモーレ、モダン・ヴィオラ、バロック・ヴィオラ、5弦ヴィオラ)(3CD)

無伴奏チェロ組曲 全曲 ピエール=アンリ・ズエレブ(ヴィオラ・ダモーレ、モダン・ヴィオラ、バロック・ヴィオラ、5弦ヴィオラ)(3CD)

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    TMC  |  茨城県  |  不明  |  2023年09月01日

     Bach 6 Cello Suitesの録音の中でも出色の録音の出来映え。 とは言っても、ビオラで音階がチェロより高域に1オクターブ程寄っているので、変調したチョロ無伴奏組曲を聴いている感じがします。   但しフルニエ、ヨーヨー・マ。ミッシャ・マイスキー、寺神戸亮等の往年の名盤と言われるCDと比べると、小さな石造りのチャペルの中で演奏をしているかの様で、リバーブが程良く効いており,そのリバーブが出ていない低音を想像させてくれる余韻に聞こえます。  また、チェリストが無伴奏を弾いたCDでは、必ずと言って良いほどに弦の上を指が素早く移動する際に出るグリッサンド音が入っていますが,このピエールアンリの録音はビオラを使っている為か? その弦を指でする雑音が入っていないのも、音楽だけを聴き取ることが出来る出来映えになっていて言い所です。  静かな夜に光を消して、目前で演奏している位のやや大きめな音量で目をつぶって聞くと,目前で演奏しているかの様な錯覚に陥る、臨場感溢れた良い録音です。 勿論,旋律の歌い方や、共振している他の弦の音もうっすら載って響いているのも心地よく聞き取れ、暗くして聞いているうちに気持ち良くなって寝てしまう境地に(寝てはいませんが、丁度瞑想に陥った時と同じ感覚)至ることが出来る作品に仕上がっています。 各楽器の音階は以下の通りです。  ビオラ: C2・・・C5  チェロ: C1・・・G4

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