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ショパン (1810-1849)

CD 4つのスケルツォ、即興曲第1番、夜想曲第20番 イリーナ・メジューエワ(2002)

4つのスケルツォ、即興曲第1番、夜想曲第20番 イリーナ・メジューエワ(2002)

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    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2015年10月18日

    まず、第一曲に2番をもってきている発想がすごいと思いました。  ここに、彼女の「私はこう弾くわよ」という思いが込められているのかと思います。 それにしてもなんと「厳しい」ショパンでしょうか。  先にも「何か実生活の上でも(中略)とすら思ってしまう」とレビューされていますが、まったく同感です。  俗っぽい言い方をすると、「まるで失恋したときみたい」な感情のほとばしりを感じるのだけれども、感情の爆発だけではこういう演奏にはなり得ず、雑味はまったくなく、一音一音の強弱や長さ、わずかなテンポの揺れ、など、深い思索の結果なのだと思います。  「あまりに厳めしすぎて真剣すぎて(中略)ちょっと聴くのが辛いです。息がつまる」と書かれてる方もありますが、本当にそうですね。  いずれにしても、それをそのままCDに吹き込んでいるところが、この若林工房とメデューエワの録音のシリーズの素晴らしいところでもありましょうか。 この一枚を聴いてしまうと、他の人の演奏はどれも「凡庸」に聞こえてしまうようになるかもしれませんが、  その代わり、いつか誰か他の人の思いっきりゆったりと甘く演奏されたショパンを聴いて、「ああ、癒されるなあ」というひと時を味わえるかもしれません。  誰にでもお勧めできるとは思いませんが、「すばらしい」のは間違いないです。 個人的には★10個。

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  • ★★★★★ 

    sadRed  |  千葉県  |  不明  |  2011年09月04日

    仕事をしている人間が音を聞く主な動機の一つは、(神経の)疲労を癒すことにあると思うのですが、そのためには、ピアノ演奏では、圧倒的な強音のグァーン!という響きや、高音の澄み切ったするどい響きが重要です。どちらも、シロウトがSteinwayの前に座っても、絶対に出せない音です。 [段落]  それと、シューマンの言葉を持ち出すまでもなく、ショパンがスケルツォと呼ぶ自分の曲は、いわゆるスケルツォではなく、自分の曲の中でもかなり前衛的な位置づけを持たせていたと思います。このCDの構成で、うまいなと思うのは、2曲終わるごとに、軽い「口直し」を入れているところ。 [段落]  また、それが必要なぐらい、スケルツォ本体の演奏は、すさまじいです。ショパンが込めた、強烈な前衛性そのものではないでしょうか。たくさん書かずに一つだけ挙げておこうと思いますが、4番のB部のいかにもショパン節と言える(泣かせる?)旋律が、次第々々に奇怪に変貌し、最後は、暗雲たれ込める重い暗い激しい嵐に突入していきます。ここらの、イリーナの表現力も、すごいねぇ。こういう、強い裁断性--日本刀的?--のある「劇力」は、もしかして歌舞伎や能から学んだのかしら?

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  • ★★★★☆ 

    Yas  |  静岡県  |  不明  |  2011年03月13日

    外見に似合わず力感溢れる演奏で凄いんですが、あまりに厳めしすぎて真剣すぎて。寄らば切るぞ、倒れる時は前のめり、みたいな感じで、ちょっと聴くのが辛いです。息がつまる。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年01月08日

    実に聴きごたえのする素晴らしい名演だ。メジューエワは、昨年、同じくショパンの夜想曲集で、レコード・アカデミー賞を受賞したが、本盤は、一連のショパンの録音の中でも最も古い録音である。とは言っても、メジューエワのショパンへのアプローチが変わったわけではない。メジューエワは、ショパンがスコアに記したすべての音符を一音たりとも蔑にしない。一音一音を丁寧に、そして確信を持って弾き抜いている。それ故に、旋律線が実にくっきりと明瞭に描き出されることになる。こうしたアプローチは、音楽の流れを損なってしまう危険性もあるのだが、メジューエワの場合、そのようなことは全くなく、音楽も実に美しく自然に流れるのである。正に、風格のある堂々たるピアニズムであるが、それでいて、女流ピアニストならではの繊細な詩情にもいささかの不足がない。要は、我々聴き手がショパン演奏に望むすべての要素を兼ね備えた驚くべき名演ということができよう。本盤におさめられたスケルツォ、そして即興曲や夜想曲のいずれも名演であるが、スケルツォの収録順を番号順にせず、有名な第2番を冒頭においた点においても、メジューエワの同曲への拘りと深い理解を感じさせる。録音も申し分ない鮮明さだ。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城県  |  不明  |  2010年09月23日

    華奢な容貌と、その作り出す音楽が、最初つながらず戸惑った。技術者と演奏者が作り上げた、渾身の出来だ。特に最後のノクターンは絶品だった。不覚にも涙が出てしまった。ショパンを聴いて感動するなんて、ルービンシュタインの第1協奏曲ライヴ以来。久しぶりだ。ありがとう。

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  • ★★★★★ 

    リカステ  |  兵庫県  |  不明  |  2010年01月26日

    すばらしい演奏。現在の彼女の力量の高さを感じる。 テンポはゆっくりであるが、テンポの揺るがないノクターンの演奏は絶品。

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  • ★★★★★ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2005年02月13日

    「24の前奏曲」のLIVEも相当に充実したCDでした。基本的に自分の音楽を聴かせる人ですが、様式、構造、そしてピアノの音と魅力もじっくりと聴かせてくれます。女流ピアニストでこれほどのバランス感覚を身に着けている人を私は知りません。現役では最高の存在なのではないでしょうか?特に最近のLIVE盤はすべて最高の内容ばかりです。このCDはコンサート会場で買ったのですが(HMVさん御免なさい)このような本当に優秀なCDはどんどん売ってください。真の音楽好きを自負する人は是非買ってください。充実の1枚です。

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