ねずみ  |  山口県  |  不明  |  2013年08月12日

　モスグリーンのアメリカン・スタイルのジャケットにパッケージされた詠一時間の音楽は、モンスター・アルバム『ロング・バケーション』と比べると随分と落ち着いたトーンに包まれています。 　少し和らいだ陽射しの中で綴られる大人の恋の物語…。地味ながら、年を経るごとに味の出てくる作品が多いような気がします。 　そんな中、個人的な一番のお気に入りは、夏の定番曲「ペパーミント・ブルー」、これに尽きます。波のように押し寄せる重厚なコーラスと、クライマックスへと駆け上がる歎美なメロディーは、ミントの爽快な香りと、青いソーダ水の炭酸のキック、そしてコバルトに輝く海の蒼さとシンクロして、琴線を振るわせてくれるのです。 　夏物のコンピレーションを編集する時には、数ある大瀧作品の中から、迷うことなくこの作品を選ぶことにしています。村田和人さんの夏歌の中から「Summer Dream」を選ぶように…。

 

t-bowie.walker  |  東京都  |  不明  |  2012年08月27日

「邦人アーティストとしては初のオリコンCDチャートの1位に輝き、3週にわたって1位を独占」した作品（驚）。毎夏聴いてるけど、どうしても「銀色のジェット」と「ペパーミント・ブルー」しか好きになれない。というか、俺にとってはこの二曲があまりにも出来過ぎで輝いていると思っているから、他には殆ど気を配れないという感じ。 　「銀色〜」を初めて聴いた時は「雨のウェンズディ」のCopyみたいだと思ってしまったのだが、松本・大滝両氏の歌詞の世界に強く引き込まれてしまった。「都会での頑張りと孤独に疲れて飛行機で旅立つ女を見送る男」を描いた物語だ。 　「違う女性になりきれずに　そう　本当の自分さえ見失った」←わかる、わかる（涙） 　「羽ばたくのを止めれば堕ちること　青空舞う鳥さえ知ってるさ　君だけが知らなかったね」←そんなずうっと飛びっぱなしってわけにはいかない（同情） 　「いつの日か君のように逃げるかもしれないけど　雲間に消えてく翼を見送る…」←君は逃げたんじゃなく都会での競争から身を引いたんだし、もともと彼女は田舎者なんだからそれも仕方ないだろ！逃げたと感じてるとしたら、それはお前から逃げたんだよ！俺が彼女に会ってもう一度頑張るよう説得する（笑）。 　 　そして「ペパーミント〜」。恋愛関係が冷めてしまったか終止符が打たれて別れゆく男女の物語が多かった前作に比べ、これはまだ将来への関係維持に期待感が持てる希望の世界が展開しているのと、（往年の松田聖子氏の一部ヒット曲の歌詞を彷彿する）Erosの隠喩表現に魅せられたため、俺の生涯の一曲となった。fantasticな曲の世界を少し覗いて見ると、 　「斜め横の椅子を選ぶのは　この角度からの君がとても綺麗だから」←こんな歌詞をよく思いつくよな（感激） 　「黙りこんだ貝殻が深みできらめくよ　そう　大事なこと　ぼくはまだ話し忘れてたよ　沖をゆく客船の汽笛　旅に誘ってもここを動かない」←これがErosの隠喩表現だと思っているのは、私だけ？ 　「波は時を砂に変え寄せる…やさしく…そんな風にぼくたちも愛せたらいいのに　水のように透明な心ならいいのに」←前のErosな表現との対比でpureなイメージがかなり強調された！これ以上の愛の言葉はないと思っているのは、私だけ？ 　「風はペパーミント　ブルーのソーダが　指先に揺れている　空も海も遠のいてゆくよ　君のはにかんだ　笑顔だけを残して…」 　 　この二曲だけで本作には十分、価値がある（断言）！

 

ブルガーコフ  |  東京都  |  不明  |  2012年04月11日

ひとによっては、前作よりもこっちをとるひとがいるようで。 ただ、渋くて完成度は高いけれども、音楽通でないと判り辛い所もあるのかな、とは思います。 さいきんカヴァーされた「1969年のドラッグレース」を聞いて、イントロのドラムのかっこよさにビビリました。 じっくり聞き込んでみて、またレビュー書こうと思います。

 

塩田　克太郎  |  千葉県  |  不明  |  2006年03月25日

またわたしのレコード屋時代の思い出話を。レコード屋等を招待してこのアルバムのコンベンションがありました。大瀧氏に会えると思っていった私ですが、見事にスカされました。ただ単にこのアルバムの音源を聞かされただけでした。その日にメーカーから頂戴したプロモ・カセットが今でも手元にあります。これを、あのヤ○ー・オークションには出せないよねぇ。だってマッポにパクられる。（なんという失礼に言い回し。謹んでお詫び申し上げます）

 

ﾓﾉﾝｸﾙ  |  香川県  |  不明  |  2005年07月22日

　映画「地獄の黙示録」などが、完全を目指しても必ずしも良くはならないように、何度も試行錯誤を繰り返したからと言って、最高にも究極にもならないと思います。最初の直感と勢いが大事なのでは？

 

ことり  |  愛知県  |  不明  |  2004年10月27日

1969年のドラッグレースをきいて 佐藤琢磨という頭がよぎったのは私だけでしょうか？20年前の曲とは思えないほど新鮮です。どうして私のような20代に伝わらないだろう？リアルタイムに聴いた人うらやましい(>_

 

rookie  |  不明  |  2004年04月07日

曲順については、レコードコレクターズ今月号に御大のインタビューその他にいろいろ載ってますね。 僕としてはまた聴き比べ大会するのが楽しみ（妻のあきれた顔を横目に･･･）。

 

ごじゅうはち  |  徳島  |  不明  |  2004年03月30日

やっぱいいですね〜EACH TIME。私もセルフカヴァーして欲しいですね〜。探偵物語や夢で逢えたらなんかを大滝師匠の声で聴いてみたい。

 

まさを  |  不明  |  2004年03月23日

『木の葉のｽｹｯﾁ』は本当いいよ！「SNOW TIME」のﾊﾞｰｼﾞｮﾝより全然胸ｷｭﾝですね！いつになるやら判らないですが、新作はｾﾙﾌｶｳﾞｧｰ･ｱﾙﾊﾞﾑが聴きたいなぁ。

 

ミステリアス天使  |  不明  |  2004年03月21日

曲順は、師匠の意図なんで特に文句はないですね。僕は『Bachelor Girl』が良い音が聴けるだけで満足…『魔法の瞳』は12インチバージョンですか？得した気分。

 

平賀源内  |  京都  |  不明  |  2004年03月19日

聞いてないうちから点数評価するのも心苦しいんですが、やはり多くの方が書かれているように20th Anniversary Editionの名のもとに発売される内容としては収録曲数に不満を感じてしまいます。購入されるかなりの方がすでにこのアルバムをお持ちの方のはずです。そういう私も種類はさまざまですが6枚のEACH TIMEがあります。大滝さんや関係者の方々がこれをご覧になるかどうかはわかりませんが、一度どこかでいってみたかった・・・。レイクサイドストーリーのフェイドアウトの件については先頃発売された音楽誌に大滝さん自らの解説がありましたよ。

 

針切り男  |  不明  |  2004年03月12日

曲順はComplete ETでの｢魔法の瞳｣を後の方に組替えた構成の様ですね。｢Bachelor Girl｣は雷雨のS.Eで始まりB-EACH TIME L-ONGの最後まであるやつと合体させたﾌﾙ･ｻｲｽﾞを期待してたけど駄目でした。｢ﾚｲｸｻｲﾄﾞ…｣については｢CIDER’83｣が入りそれとのバランスを取ったのかな？。

 

お春  |  不明  |  2004年03月12日

確かにロンバケ、トライアングル2と比べたらボーナストラックが少ないですね。あと「レイクサイド」のエンディングつき版は今の大滝さんがあまり気に入ってないのかも？CD化が最初だけなんてね

 

細野 茂  |  不明  |  2004年03月11日

レイクサイド・ストーリーは初版の大エンディングを期待してたのに、タイム(05：10)から察してまたまたそれの無いフェード・アウトするSNOW TIMEに近いバージョンなんだろな。ロン・バケ20thでもオケ付きだったんだからペパーミント・ブルーのオケも入れて欲しかったけど。

 

ちぇるしい  |  高松市  |  不明  |  2004年03月07日

私も曲順（魔法の瞳）には違和感ありますが、それ以上に「フィヨルドの少女」インスト版が入らないのは残念です。あと、大滝氏自身のライナーが読みたいですが、ロンバケ、トライアングルとも無かったので今回も無理か？　もし有ったら１０点に変えたいと思います（笑）