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Strauss, Richard (1864-1949)

CD Ein Heldenleben, Rosenkavalier Suite : Nelsons / City of Birmingham Symphony Orchestra

Ein Heldenleben, Rosenkavalier Suite : Nelsons / City of Birmingham Symphony Orchestra

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  • ★★★★☆ 

    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  14/January/2011

    評判が良いので買ってみたけど、この録音で判断する限り、ネルソンスの音楽は大味で、大音量で聴き手をねじ伏せるタイプの指揮者である。その意味では、ヤンソンスよりゲルギエフに近いタイプか。暑苦しい曲を、力任せに暑苦しく演奏してどうする!という印象しか残らない。ゲルギエフが《英雄の生涯》を指揮したら、こうなるのでは? 特に《バラの騎士》組曲冒頭や「戦場の英雄」は、旋律もオブリガートも伴奏も和声も、全ての音がごちゃっとした塊で出て来て(音が歪むわけではないが)、五月蝿すぎる。ロジェストヴェンスキーやキタエンコ、スヴェトラーノフの同曲盤でさえ、こうではなかった。ゲルギエフと絡めてそう思うのではないが、旋律の歌わせ方や音の処理など、どことなくシノポリやレヴァイン、ムーティを思わせるところもあって、この指揮者はコンサート指揮者よりも、オペラの指揮に向いていそう。もちろん、オケのソノリティは本盤の方が洗練されているが、アマオケじゃないんだから、フォルテッシモと書いてあるから何でも音を出せばいいというものではない。目的意識を持って出すところと抑えるところを見極め、マス・サウンドをきっちりとコントロールするのが、知的な指揮というもの。スコアを見れば、フォルテやフォルテッシモ、フォルテシシモの中でにも、クロマティックで細かに動いたり、八分音符で刻んでいる箇所はあって、意外にそういう箇所が重要だったりする。この演奏では、そういう所がみんな抑えるべき響きにマスクされてしまっている。まあ、それは録音エンジニアも大いに共犯というべきで、実演は割りとすっきりしているのかもしれない・・・。純粋に演奏としてのクオリティは決して低くはなく、同曲盤の中でも決して質が低いわけではない(筆者は《英雄の生涯》の録音はほとんど揃えている)ので、評価は星4つ。

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  • ★★★★★ 

    ぼん  |  神奈川県  |  不明  |  06/May/2010

    ラトヴィアの指揮者というとヤンソンスや以前来日し好評を博したオラリー・エルツがいるが、1978年11月生まれのこのネルソンスもそんなラトヴィアの指揮者の一人。またそのヤンソンス門下というから、昨年来日したアレクセーエフとは兄弟弟子の関係ということにもなる。そんなネルソンスのここでの指揮ぶりはそのヤンソンスをたしかに彷彿とさせる熱いものがあるが、それだけではないとても柔軟で豊かな拡がりもこの指揮者は兼ね備えている。それにオケからとても冴えたしかも練れた円やかな響きを要所で引き出しているのも素晴らしい。特に弱音でのそれが見事。演奏時間は「ばらの騎士」が24:42、「英雄の生涯」が47:48。「英雄の生涯」では終演後の観客の反応がなかなかです。ヤンソンスの代わりにウィーンで「カルメン」を指揮するということで遅まきながら知った指揮者ですが、これからがとても楽しみな指揮者です。あと本人の公式サイトにおけるその指揮姿が若き日の師ヤンソンスに似ていますが、ネルソンスはヤンソンスのバイエルン放送響でも指揮していますので、そのときはオケでもネルソンスのその指揮ぶりがさぞや話題になったのではないでしょうか。

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