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バッハ(1685-1750)

CD 幻想曲集 ルセ(チェンバロ)

幻想曲集 ルセ(チェンバロ)

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    BACH練習中  |  兵庫県  |  不明  |  2011年08月29日

    先ずチェンバロの音色が大変綺麗です。演奏はいつものように一分の隙も無く磨き上げられており大変見事なものです。ただあまりにも立派すぎるので繰り返し気軽に聴く、という感じの演奏ではありません。当代随一のチェンバリストですがこういう点では好き嫌いが分かれるかも知れません。私は好きですが。

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2011年03月30日

    個人的にChristoph Roussetは、現存する世界最高のチェンバロ奏者(の一人)であり、同時に世界最高のバッハ奏者と考えています。Roussetのバッハは「W.Friedemanのための音楽帳」以来5年ぶりと思いますが、あの天才的なイギリス組曲・フランス組曲の録音からもう10年、この年月は確実に変化を生んでいるようです。J.S.Bach初期作品集と言えば、2年前のA.Staierの名演が記憶に新しいですが、ほとんど同様の企画でも重複する曲は「旅立つ最愛の兄のためのカプリッチョ」のみ。StaierのCDが初期作品でもどちらかと言えば演奏効果のある華やかな曲が多く、演奏もStaier特有の前古典派に立脚したダイナミズムをはっきり打ち出したものであったのに対して、RoussetのCDはより無名で地味な曲ばかり、有名と言えば上記カプリッチョ以外になく、演奏も曲の構造をゆったりした、どちらかと言えば変化の少ないテンポで克明に描いていくもので、一聴して強い印象には残りません。「旅立つ最愛の兄の...」にしても、Staierが情景描写を様々な工夫によって前面に出して聴かせるのに対し、Roussetの演奏は純粋にバロック・チェンバロ曲としての魅力のみに力点を置いてるようで、面白い演奏とは言えないかもしれません。しかしながら、繰り返し聴くと、この決して傑作とは言えない初期作品群の味が、Roussetのあくまで堅実でしみじみとした演奏によって、少しずつ染み渡っていきます。かってあれ程奔放で天才的な装飾をちりばめて、われわれを圧倒したRoussetも着実に年齢を重ねているようで、それはここ数年のL.Couperin,Frobergerなどの美しい演奏でもすでに明白でした。決して目立ちませんが、第一級のBach初期作品集として、お薦めできると思います。今後Roussetがどんなバッハを聴かせてくれるのか、楽しみに待ちたいですね。

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