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バッハ(1685-1750)

CD ヨハネ受難曲 ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(2003)(2CD)

ヨハネ受難曲 ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(2003)(2CD)

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2013年02月11日

    10年近く前のライブをなぜ新録音として発売したのか、だいぶ気になるところですが、ライブ録音であることを酌量するとしても、Gardinerの録音として、名誉あるものとは思い難いものです。指揮者の力量、モンテヴェルディ合唱団の力量が、基本的にもともとそこらの団体とは段違いなので、たとえスタイル的に前向きな所が皆無でも、全体として手慣れていてまとまりは上々、非常に安定しています。ただ、いまや第一人者となった福音史家のPadmoreはじめとしたソリスト含め、そこかしこに粗い所が散見され、局所的には盛り上がる所はあっても、全体としてどうも緊張感が見受けられません。Gardinerの演奏理念としても、宗教的にテキストに深く切り込んで他の奏者にない確固とした主張を打ち出すわけでもなければ、音楽的・歴史的に曲構造の分析・再現に沈潜していくわけでもなく、どうみても無難なまとまりを第一にしているとしか思えないものです。一昨年のブランデンブルグに聞くように、若い頃のGardinerの非常に前のめりなリズムの強調は影を潜め、誰が聴いても外見上美しい姿に曲をまとめてはいますが、昨今個性的な名演が目白押しのヨハネ受難曲の中で、存在感を主張できるものとは、どう考えても言えないのではないでしょうか。高齢にして教会カンタータ全曲録音という立派な仕事を進行させているために、受難曲に余計に取組む余裕はないのでしょうが、ならばこのような価値の高くないライブを敢えて発売しないといけないのか、少々疑問です。

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    singet225  |  岐阜県  |  不明  |  2011年02月27日

    ガーディナーによるヨハネの再録音。凄まじい緊張感と声も楽器も切れのあるアンサンブルを聴かせる名演となった。エヴァンゲリストのパドモアは原劇性と品性を兼ね備えた非常に知的な歌唱が印象的である。イエスのブラハマンも温かみのある声で人間味のあるイエスを歌う。そしてソリストで特に印象的なのは9曲目のアリアを歌うソプラノのラン。凛とした佇まいに純粋で品格のある歌が心に沁みる。他の独唱者も、流石である。 そしてオケはどのパートも磨き抜かれたアンサンブルで、以前の軽く表層的な音とは異なり、豊かなサウンドが魅力的。モンテヴェルディ合唱団も同様で、コラールでも劇的な合唱部分でも軽やかで柔らかい豊かな響きとテキストを掘り下げた表現力は圧巻である。 ガーディナーの成熟とバッハの音楽の素晴らしさを堪能できる演奏だと感じる。

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