Shiwon Miura

Books 舟を編む

舟を編む

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  • ★★★★☆ 

    サルバトーレビアンキ  |  岐阜県  |  不明  |  19/April/2021

    日本語の素晴らしさを再認識しつつ、辞書を作る仕事があったのかと認識できた一冊。設定は地味なのに、登場人物は輝いている。仕事への情熱に胸が熱くなる。

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  • ★★★★☆ 

    テリーヌ  |  大阪府  |  不明  |  29/March/2015

    辞書編集というテーマが小説になるということ自体が、新しい時代を迎えているいるような感覚を覚えます。現代にあってこの主人公の「真面目さ」はユーモラスに映りますが、実は日本に失われてきている徳なのではと思います。自己中心的なイメージのあるオタクや引きこもりとは違って、私欲とはかけ離れ、没我・無私の心でひたすら物事に打ち込む姿には好感が持てます。

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  • ★★★★☆ 

    ぽんちゃん  |  埼玉県  |  不明  |  14/April/2014

    『2012年本屋大賞第1位、2013年全国ロードショー』 ということで、興味津々で読み始めた。 普段何気なく手に取る辞書というものは、近くにあって遠き存在・・ 言葉や漢字・四字熟語など日常的に意味の解らない時に大変役に立つ。 だが、必要な時には手に取るが、愛読書とはならない(そういう方もなかにはいらっしゃるだろうが・・) 振り返ってみれば、小学校・中学校・高校とその年齢に応じて編纂されているのだという事を改めて気づかされた。 言葉の中には、意味合いの変化があるものや新語が生まれたりする。 辞書は【一朝一夕】には完成しない。その都度、追加・改訂しなくてはならない。刊行された辞書もその後何度も改訂されていくわけだ。 今まで辞書がどのように出来上がるか、その労力にまで思いを馳せることもなく手にしてきたわけで、辞書を編纂することの苦労の一面を見た気がする。 そういった点では、たいへん興味深い内容である。 メインのキャラクター馬締光也(映画では、松田龍平)の堅物ぶりが面白い。 オタク(マニア)っていうのはこんな感じなんだろうか?言葉への思い入れが半端ではない。 たとえば、 みぎ【右】西を向いたとき、北にあたる方。 by馬締光也(舟を編む) で、調べてみた。 みぎ【右】相対的な位置の一つ。東を向いた時、南の方 by岩波国語辞典(第四版) 右という言葉を調べたのは始めてかもしれない。 時代はインターネットが主流。解らないことはネットで簡単に調べることができる。 だが、そんな時代に辞書への興味が湧く切っ掛けとなるこの本は、ある意味救世主かもしれない。 ネットに頼らず、辞書を引きたくなった自分がいる。 辞書と言えば、相原コージの『コージ苑』は改めてスゴイ漫画かもしれなかったりする。

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  • ★★★☆☆ 

    ameg  |  東京都  |  不明  |  31/October/2012

    本屋大賞受賞作ということで手に取りました。 とある出版社で辞書をつくる人たちを描いた作品。もともとCLASSYで連載されていたものだそうです。取っ付きにくい題材を読みやすくわかりやすく描いているとは思いますが、もう少し辞書の編纂にかかる時間の厚みなどをじっくり描いても良かったのでは、と思います。

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