交響曲第4番 ダニエル・ライスキン&ライン州立フィル&マインツ州立フィル
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よかろうもん | 東京都 | 不明 | 2012年04月09日
凄まじい演奏だ。ゲルギエフ、ラトル、ヤンソンス、ミュンフン、バルシャイなども良い演奏だと思ったが、このライスキン盤は頭ひとつ抜け出ている。何が違うかといえば、それは緊張感だ。終始、切れば血の出るようなハイ・テンションで貫ぬかれており、一瞬たりとも息をつく暇もない。合同オケの荒々しい響きも特筆もので、皮がはち切れんばかりに叩きつけられるティンパニ、音色の汚さを犠牲にして咆哮する金管、凍てつくような響きの弦楽器など、この曲に必要な要素が最大化されている。例えるなら、コンドラシンのメロディア盤が、現代の最優秀録音で蘇ったような感じといえるだろうか。ライヴにありがちな演奏上のミスは皆無だが、あまりの集中力ゆえに聴き終えるととても再び聴こうという気にはならない。しかしこの曲の魅力といったらどうだ。誰がなんと言おうと、文句なくショスタコーヴィチの最高傑作だ。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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