トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > シェーンベルク(1874-1951) > 『グレの歌』、『浄夜』 メータ&イスラエル・フィル、プラハ・フィルハーモニー合唱団、他(2CD)

シェーンベルク(1874-1951)

CD 『グレの歌』、『浄夜』 メータ&イスラエル・フィル、プラハ・フィルハーモニー合唱団、他(2CD)

『グレの歌』、『浄夜』 メータ&イスラエル・フィル、プラハ・フィルハーモニー合唱団、他(2CD)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (0 件)
  • ★★★★☆ 
    (1 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2014年06月20日

    超大作『グレの歌』と「浄夜」というロマンティック・シェーンベルクを並べたアルバム。いずれもライブ。で、『グレの歌』はメータさんにとっては再録音であります。ライブということもあるのか、破綻なくきっちりまとめることを心掛けたのでしょうか、比較的落ち着いたアプローチです。抒情も劇性もほどほど。第一部でのヴァルデマールとトーヴェのやり取りは、愛に耽りながらも死の予感を深めてゆき、ロマンティックにうねりつつも陰鬱な雰囲気がつのり、最終的に恐ろしい悲劇へと到達しますが、その流れの高揚は今一つ。ま、もちろん、大変な難曲ですから、細部にこだわって執拗に再現すれば特に歌手への負担が過剰になって破綻が生じやすくなりますから、やや安全運転に傾いたのかもしれません。コーラスが現れてからはなかなかに盛り上がりますが、それでも総じていま一つの盛り上がりぢゃないかなあ。全曲聴き終えての感動もいささかもの足りませぬ。「浄夜」はそれなりに濃厚に歌いあげて、こちらは結構ですかな。いずれもライブ録音ですが、会場ノイズは入りつつも拍手はカットされております。良好というくらいのレベルでしょうか。新しいわりに特別良くはありません。なお、「浄夜」の収録レベルがやたらにでかくて、『グレの歌』のクライマックスと同じくらいの大音量で弦の強奏が鳴り渡るのはよろしくありません。製品の造り方としては、なんか無神経だよね。総じて平均より上の出来栄えではありますが、プラスαに欠ける、そんなところです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示