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モーツァルト(1756-1791)

SACD ピアノ・ソナタ全集 グールド(4SACD)

ピアノ・ソナタ全集 グールド(4SACD)

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  • ★★★★☆ 

    shiodome  |  東京都  |  不明  |  2023年02月28日

    芸術とはいったい何なのか、をグールドは考えさせてくれます。猛烈なテンポで疾走するかと思えば、トルコ行進曲のある11番などは激遅(オソ)でズッコケさせてくれたりする。最初聞いたときは、とてもついていけないと思ったが、岡本太郎が芸術は「上手くあってはならない。キレイであってはならない。心地よくあってはならない。」と言っていたのを思い出し、ナルホドと納得した。手先の巧さ、美しさ、心地よさは、芸術の本質とは全く関係がなく、むしろイヤったらしさや不快感を含め、見る者を激しく引きつけ圧倒すること、こそが真の芸術らしい。私はモーツァルトはピレシュのものが一番と思っているが、私は芸術を理解していないのかも知れない。芸術は奥深い・・・。

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  • ★★★★★ 

    S  |  熊本県  |  不明  |  2019年05月25日

    CDを持っていても買い直すべきか? YES。50年代後半から70年代前半までのアナログ録音のCD化は決して悪くなかったけれども、このDSDリマスタリングはもっとその先にある。LPでは大ホールの後ろの席、CDではリサイタルホール、そしてここでは練習室で聴いているかのようである。CDでは、君たちに解るかな?というちょっと突き放された印象もあったが、今度はマスタークラスで、な?解るだろう?と言われて、解ります!と答えたくなる、そういう親密なグールドが眼の前に居る。但し、ごく一部の楽章は年代によらず、そこまで褒められないなというものも、ほんとうに少しだが混ざっている。ブックレットも非常に充実しており、本邦初訳のグールドのインタビューは非常に興味深く、リマスタリングエンジニアのコメントも読ませる。このセットは絶対に買いである。

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  • ★★☆☆☆ 

    johnbach  |  東京都  |  不明  |  2013年08月17日

    ずい分前に、CBSの廉価盤で抜粋したディスク買っている。グールドを高く評価していますが、それはバッハやそれ以前のルネサンス、バロックの音楽での話しです。モーツァルトやベートーベンなどは正直あまり好きになれない。モーツァルトのピアノソナタならピリスのDENON版(全集)がお気に入りです。

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  • ★★★★★ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2012年10月09日

    好きか?と問われればyesと答える。でも人に勧める気にはならない。推薦するならラローチャ、アラウ、Lクラウス、ピリス、宮沢明子といくらでもある。グールドのモーツァルトは「対位法で捉えた」モーツァルトだろう。強力な左手が紡ぐリズムと和音。旋律がまぐあうような恍惚とした音楽ではない。誤解を恐れずに言えば、(バッハというより)ベートーヴェンのようなモーツァルトだ。総じて速めの(速過ぎるケースも)演奏だが、浮き足立っていない、と感じるのは「対位法」の表現に徹しているからか。 稀代の天才、それが果たしてモーツァルトに通じるかどうかは個々が判断することだろう。冒頭に書いたように個人的には「これもアリ」だと思う。グールド以外にも奇想天外な演奏はある。中にはグールドに啓発されたかのような演奏も。でもこれはグールドだからか可能なのであって、他の者には不可能だ。 唯一無二、だからこそ価値あるレコーディングだと思う。 モーツァルトの音楽をリセットする、それだけでも手元に置く価値はある。この演奏を聴いてからモーツァルトを聴く。おそらく、新たな発見があるはずだ。

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  • ★★★★★ 

    黒い帳面  |  神奈川県  |  不明  |  2010年09月15日

    グールドのベスト盤「イマージュ」を聴いてバッハ以外に興味を持った。 普通、ある楽曲を聴いたら、他の演奏家の演奏を聴き比べしたくなるが、 グールドが演奏したものと他の演奏家のものを聴き比べようとはなぜか思わない。私にとってグールドは完璧な存在なのだ。 このモーツァルトピアノソナタ全集も文句なし! グールド=バッハと思っている方、ぜひ聴いてください。

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  • ★★★★★ 

     |  岐阜県  |  不明  |  2009年12月22日

    モーツァルト のピアノソナタ全集はこのグールドとバレンボイムのみ所有。圧倒的にこのグールドが良い。モーツァルト のピアノソナタはベートーヴェンのような気高い人間性もないし、シューベルトの棺桶に片足つっこんでいるような底知れぬ不気味さも当然無い。ならば、このグールドのように創意工夫し、面白おかしく演奏してくれなきゃつまらない。

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  • ★★★☆☆ 

    AntonioPiazzolla  |  東京都  |  不明  |  2009年05月17日

    (他のレビューをみて納得)モーツァルトに限らず、このエディションのリミックスはあまりうまくいかなかったようですね。折角グールドのプロデューサーだったカズディンを起用したのに、彼の聞いていた音はこんなのだったのかな?カズディンは最後グールドにフェイドアウトされてしまい、その恨みをここで晴らしたりしてたりして(笑)。もちろん演奏は申し分ありません。

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  • ★★★★☆ 

    k.o  |  静岡  |  不明  |  2009年02月07日

    音質に関してはもみぢ葉氏と同感である。このCDの音質は録音の荒さを緩和しようとしたのか曇ったような丸い音になっている。私は音に関しての発言は嫌いなのだがこのCDは明らかに失敗である。あまりの音質にがっかりして国内盤初期発売の全集を中古で買い直した位である。演奏は極めておもしろく魅力的だ。もとの音質に戻しての再発売を望む!!

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  • ★★★★★ 

    もみぢ葉  |  福井県  |  不明  |  2008年12月08日

    先の「いまいち」評価は、SM4K52627の全集に対するもので、この国内盤全集SICC451に対するものではありません。HMVさん、間違えないで下さい。尚、このSICC451の全集は聞いていませんが、国内1枚ものは優れていたので、一応「最高」をつけさせてもらいます。

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  • ★★☆☆☆ 

    もみぢ葉  |  福井県  |  不明  |  2008年12月06日

    演奏は勿論素晴らしい。「いまいち」評価は録音に関するもの。SM4K52627の全集は国内1枚ものと比べて明らかに音質が劣る。ぼわんとした板状な響きに終始する。買うなら他のものにした方が無難ですよ。

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  • ★★★★★ 

    ezorisu  |  京都市  |  不明  |  2008年01月02日

    逸品! 分売よりも全集で聴くのがいちばん。絶対に損はない。 K310の早いこと、K331の遅いこと。機械的な操作を感じるふしもあるが、全体を通じる流れはすばらしい。特に後半に例によってグールドの唸り声が聞こえて来るのもご愛嬌。日々に疲れたときにはハスキル、クラウス、バックハウスを、快適な毎日にはグールドを。

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  • ★★★★★ 

    セザール・フランク  |  東京都国分寺市  |  不明  |  2007年03月28日

    K331、457は他の誰の演奏よりも凄い。これが私の生命の中に刻み込まれて、この2曲に関しては、他の演奏を受け付けなくなってしまった。他の演奏を聴いていてもグールドの演奏と二重像を作ってしまって聴きづらくて仕方がない。この2曲あるゆえにこの全集全体の価値があると私は考えている。

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  • ★★★☆☆ 

    とるみい  |  三重県  |  不明  |  2007年02月13日

    モーツァルトの音楽は、素直に心をひらいてこそ、初めて歌いだすものではないでしょうか。古楽や現代音楽の方面では、とてもみずみずしい感性を示してくれた「北の自由人」が、己の理念を賭してまで、西欧の無垢なる魂と相対したこの全集ですけれど、やっぱりモーツァルトはモーツァルトであって、ほかの誰でもないんだなという気持ちが強まるばかりで・・・エ、それこそグールドの思うツボだって?うん、そうなのかも知れないね(笑)

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  • ★★★★★ 

    beethovenplace  |  海外  |  不明  |  2006年07月25日

    今より随分前のことになりますが、ハスキル、リパッティ、ラローチャなど、モーツアルト演奏で高名な人達の演奏を聴きながら、どうにも満足しきれない思いがありました。そんな時に出会ったのがこの演奏でした。(CDの普及する以前)。およそ常人の採るべきテンポではなく、グールドのごときヴィジョンがなければそれこそ、人をなめたものといえるでしょうが、走馬燈のように過ぎ去ってゆく音の情景は、決して明朗軽快なものではありません。むしろ浮世絵で描かれる雨のように鋭角で沈鬱なものです。ある意味究極的な演奏と言えるでしょう。

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  • ★★★★★ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2005年06月04日

    評論する人が試されるセット。モーツァルトは強弱法、フレーズ、音型の処理などの楽譜を読み込む方法が大体決まってます。作曲者が指定している以外の部分は、大体18世紀の演奏様式に添って演奏されることが多い。それを一旦リセットして、彼流の語法で曲をフレーズのレベルから組み直した演奏。「異化」という言葉を使った評論家もいます。気持ちは分かります。でもこれは異化したものではなく、全く作り直しているものです。これをノンペダルで仕上げる感性が凄い。ギリギリで節度が保たれてます。印象だけで誤魔化す評論家が多いのが残念です。

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