エルガー:チェロ協奏曲、愛の挨拶、ドヴォルザーク:森の静けさ、レスピーギ:アダージョと変奏、他 ガベッタ、ヴェンツァーゴ&デンマーク国立放送響
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年01月26日
”ソスピリ”から聴き始める わたしの心境に寄り添ってくれる演奏に癒される 下って”気まぐれな女”の皮肉に微笑む いつしか森の中に ”森の静けさ”はむしろ生命のざわめきを感じてしまうのがいつものこと 少しおしゃべりなチェロはそのまま”ロンド”へ ここは曲想の移りゆきが愉しい あっという間に掉尾に達してしまう レスピーギの”アダージョと変奏”がいい曲なんだ ここまで控えめに終始してきたらオーケストラも存在感を持って立ち上がってくるのも良かった さて初めへ戻ろう エルガーの”コンチェルト”だ なんて力瘤の出たような演奏とは隔世の感 自然で伸びやかチェロは情に溺れず知に凝らず行く方を見据えて流れ進む姿が清々しい ガベッタの才は双葉より芳しかったのだから驚くに当たらない ここで瞠目すべきはヴェツァーゴとDNSOなのだ ソリストを立てる演奏とは何ものなのかを示して爽やかだ この協演あってこそガベッタが生きた しかしこの指揮者とオーケストラの優秀さは隠しようもない 見事だ きっと朋らも聴いて微笑むだろう あなたも如何1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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