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バッハ(1685-1750)

CD 教会カンタータ集 シギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンド(19CD)

教会カンタータ集 シギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンド(19CD)

商品ユーザレビュー

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    ま〜さん  |  東京都  |  不明  |  2018年02月18日

    合唱を1声部1名が担当しているので、ドイツ語の発音も明瞭に聴き取れるし、むしろバッハの音楽が綾を織りなすように進んでいく様子がはっきりと分かる。SACDであればロケーションの空気感がもっと出ると思うが、CDのフォーマットでも十二分に楽しめる優秀な録音である。私はこのセットに大変満足した。

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  • ★★★★★ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2018年01月19日

    S.Kuijken/La Petite Bandeは、これでJ.S.Bachの4大宗教曲に加えて、教会カンタータ年鑑の5大シリーズをOVPPで完成させました。言うまでもなく前人未到であり、そしてOVPPによる教会カンタータ全集がこれほどに揃う見込みが他の団体(リチェルカーレ・コンソートなど含めて)に未だ無い事を考えれば、控えめに言っても、しばらくは超える者の無い偉業、と言えるのではないでしょうか。しかもこの5大シリーズ全てがOVPPで統一されていることだけでも凄いのに、この5大シリーズの演奏は、現在私たちが聴き得るJ.S.Bach声楽作品演奏の、明らかに最高レベルのものばかりであるというのがさらに驚嘆すべき事実と思います。もちろん、聴き手によって、この演奏形式に対する好みは大きく分かれるでしょう。私たちが音楽を消費する側としてあくまでとらえるならば、自分に心地よくない演奏は好みでない、とすれば良い。しかしながら、この教会カンタータ年鑑(と4大宗教曲)において、S.Kuijkenが(師のLeonhardtから引き継いで)一貫して追求し続けているのは、あくまで「当時の音楽、演奏の姿はどうであったか」「J.S.Bachが意図していた演奏の姿は真に何か」という地道な研究と実践の成果に他ならず、それが私たちにどれだけ「うける」かは二の次、三の次です。これは昨年秋の来日公演でも顕かで、その追求の姿勢は決して止まることを知らず、常に自分たちが本当は知らないJ.S.Bachの音楽・演奏は何か、を過去の自分たちの成果には目もくれず新しいアプローチを試行し続けていました。従って、このOVPPによる教会カンタータ年鑑の完成(完成で無いと文句を言う方もおられるようですが)も、S.Kuijkenにとっては、長い長い追求途上の一里塚かも知れません。しかしながら、S.Kuijken/La Petite Bandeの意図がどうであれ、確かに言えることは、J.S.Bachのまとまった教会カンタータ集で、これだけ素朴で美しく、純な演奏は空前絶後であることで、そこには人を威圧するような堅苦しい大げさな音楽は皆無。ヨハネ受難曲やクリスマス・オラトリオの時にも強く感じましたが、まるで自分のご近所さんが集まって歌っているような、実際の生活に根付いたもの以外は存在しないような、身近で親しみやすい音楽ばかりが詰められており、演奏形態に対して好みはあるかもしれませんが、ここにある演奏の姿こそが、当時のLeipzigで日々の人々の生活・教会の営みの傍らをそっと支え続けたBachの音楽の、真の姿に(現時点で)最も近いのではないか、と(個人的には)強く感じます。この64曲の教会カンタータ演奏が全てに遜色の無い演奏ばかりとは言えないかも知れず、若く無名の演奏者を多く起用しているためか、部分部分でもちろん、過去の名演奏に及ばない演奏も多々あるでしょう。けれども多少の演奏の質のむらはあれ、総じて現在われわれが望み得る最も理想的なBach再現に近づいた演奏を、S.Kuijken/La Petite Bandeは(OVPPによるロ短調ミサ以来)実現しており、その演奏精度はやはり驚異的と言わざるを得ません。いくつかの記念日の曲が含まれておらず、また教会カンタータ年鑑の曲の選択もRichterなどに較べると、どちらかと言えばあまり有名でない地味な曲(S.Kuijkenの全ての曲に対する愛ゆえか?)が多いかも知れませんが、それでもこれだけ純で美しく愛らしく、そして最上質の演奏の教会カンタータ集は皆無です。決して派手でも華やかでもありませんが、古楽、バロック音楽、J.S.Bach音楽のファンだけでなく、すべての音楽を愛する人たちにお薦めできる最高の名盤と思います。

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  • ★★★☆☆ 

    kuzunoha  |  大阪府  |  不明  |  2017年08月13日

    ややこしいですが、「完成を見ぬまま完結」したということですね。 この結果、最終的に「洗礼者ヨハネの祝日」「大天使ミカエルの祝日」、そして「宗教改革記念日」のカンタータが録音されませんでした。 また、復活節第1日と昇天節は、オラトリオだけが録音され、カンタータは録音されませんでした。 それぞれの教会暦のためのカンタータは 「洗礼者ヨハネ」BWV 167, 7, 30 「大天使ミカエル」BWV 130, 19, 149 「宗教改革」BWV 79, 80, 129? 「復活節第1日」BWV 4, 31 「昇天節」BWV 37, 128, 43 いずれも教会暦上重要な祝日で、聞き逃せないカンタータも多いだけに、「The Complete Liturgical Year」として完成できなかったのは、SACD発売のたびに購入してきた者として、非常に残念です。 CDそのものの評価が目的ではないので、中立の意味での★★★です。

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  • ★★★☆☆ 

    葛の葉  |  大阪府  |  不明  |  2017年08月04日

    「録音プロジェクト完結」ではなく、正しくは「録音プロジェクト中断」と言うべきです。 このカンタータ集は、もともと教会歴を網羅するという目的で、ハイブリッドSACD20巻で予定されていたものです。 私はそれを第1集から順番に購入してきましたが、2012年に 「完成間近! クイケン&ラ・プティット・バンドによる バッハのカンタータ集 第18巻」 として発売されて以後、残りの2巻がなかなか出ませんでした。 今回「完結」とされていたので、残り2巻を含んだ内容が先行発売されたのかと思ったのですが、調べてみるとすべて既発売の18巻に含まれているものでした。19CDとなったのは、ブックレットをPDFで収録する関係のようです。 演奏内容が悪いわけではなく、CDフォーマットのみの廉価版で発売されたのもまあ良いですが、10年以上このプロジェクトを見まもってきた者として、「録音プロジェクト中断」の事実を糊塗するような販売政策には納得できません。 「残念ながらプロジェクトは後一歩のところで完成しなかったが、中断の決定に伴って廉価ボックスとして発売した」旨を明らかにすべきです。

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