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バッハ(1685-1750)

CD ゴルトベルク変奏曲 武久源造(チェンバロ)

ゴルトベルク変奏曲 武久源造(チェンバロ)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2019年08月14日

      聴いていつも感じるのは「わびさび」。なぜか分からないが、いつもそう感じる。チェンバロによるゴールドベルクとしては鈴木雅明のゴールドベルクではそうは感じない(こちらも好きな演奏で、華やかな明るさと軽妙さを感じたいときはこちらを聴いている)し、、A.シュタイアーのゴージャスで重厚な響き(チェンバロの機能のすべてを駆使した演奏と言えばよいだろうか)とも異なる。   少しざらっとした肌触りを感じ、磁器というよりはむしろ陶器に近い土の質感(?)を聴くと想像してしまう。演奏のすばらしさ、楽器の音質などは前出のレビューの方が十分に論じられているので、「どのゴールドベルクを聴こうか」と考えている方の参考材料に。

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2011年03月20日

    数あるチェンバロによるゴルトベルク変奏曲の中で、最も優れたものの一つではないでしょうか。一聴したところでは、特に目新しい特徴がある訳でもなく、昨今多い新規(?)の解釈を主張するような所は皆無。しかしながら、二度三度聴き返すにつれ、この演奏の魅力に確実にとらえられていきます。まずチェンバロの音色が、優秀な録音もあいまってこの上なく清らかで美しく、曲集後半に頻出する技巧的なパッセージでも全く濁りがありません。武久源造のGoldbergは、近年よくみかけるピアノによる軽快な演奏をチェンバロに移したような演奏とは対極にあり、一つ一つのフレーズ・リズムを噛みしめ確かめつつ、その音楽の歴史的・文化的意味を明らかにしながら曲を進めていくもの。あくまで地道ですが、これ程にGoldbergの歴史的位置・Bach音楽としての意味を大切にした演奏は、日本はおろか世界でも近年、珍しいのではないでしょうか。反復を省略せず、どちらかと言えばゆったりした印象ですが、これだけ細部が克明に描かれてるにもかかわらず、曲の全体的な構築もほとんどもたれることがなく、一歩一歩着実にGoldbergの壮大な世界が築かれていきます。日本をベースに活躍されてるようですが、自分はその演奏に日本人特有の、といった印象は全く持たず、この奏者がいかに西洋の幅広い地域・時代の音楽を長年に渡って研究し、演奏し続けておられるかが、よく感じとれると思いました。近年のチェンバロによるGoldbergの中で、間違いなく第一にお薦めできる演奏と思います。遅ればせながら、この奏者の他のCDにもぜひこれから触れていきたいですね。

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  • ★★★★★ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2011年02月25日

    チェンバロという楽器を聞くのは難しい。これまでCDでもナマでも満足したためしがない。とくにアレグロで疾走するときのシャリシャリという騒がしい音が苦手である。通奏低音でも、チェンバロよりもリュート、テオルボのほうがはるがに心地よい。この楽器の魅力を知らしめるには、本当の銘器と名録音が必要なのだ。これがその数少ない一品である。なんといういい音だろうか。音は澄みきり、シャリシャリ音皆無。響きにコクがあり、飽きさせない。演奏も実に素晴らしい。これを聞くとピアノによるバッハには戻れなくなる。もう10年以上昔の録音だが、これを凌ぐチェンバロ録音は出ていないと思う。武久氏は近年オルガンと合奏がメインのようだが、是非「パルティータ」も録音してほしいものだ。

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    くにたち蟄居日記  |  INDONESIA  |  不明  |  2009年09月07日

     日本での家の近くに 休日一人で行く喫茶店がある。  喫茶店に一人で行くのは 大学卒業後 ながらくやっていなかったが 再開してみると楽しい。知り合いになったマスターと 雑談しながら30分ー1時間程度を過ごす休日の午後は ばたばたしている日常生活において もはや 立派な ハレの空間だった。今は一時的に海外に住んでいるので懐かしい話だ。  その喫茶店で 本アルバムを聴いた。ゴールトベルグ変奏曲は数えて 見ると 既に5枚アルバムを持っている。本作は6枚目になって しまったわけだ。  チェンバロが歌う。グールド1stアルバムがジャズに例えられた と聞くが そういう意味でいうと 本作は演歌のようにバッハを歌う。 こぶしの入る瞬間が聞こえる。演奏している武久が首を振りながら演奏 している姿すら目に浮かぶ。  日本人だから そう聞くのかもしれない。欧州の方に聞いて貰って 感想を聞きたい。日本人もなかなかやるではないか。そんな風に言って 貰っても良いアルバムだと 日本人たる僕は 思っている。

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    よっとっと  |  東京  |  不明  |  2006年01月21日

    このCDを初めて聴いたとき、最初の音が出た瞬間、一度CDを止め、顔を洗い、正座して、もう一度聞き直しました。素晴らしい演奏です。武久氏による解説も一読の価値有り。

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