OP・EDはもちろん、キャラソンもメロディーがキャッチーで良い。鈴子・ジェラードの「More... 」は儚げな声がせつない。森あいが歌ったらもっと明るい曲になってるはず。敵だけどアノンの「Road」も感動してしまった。

押井守によるいつもの同じ生を繰り返す無限地獄から逃れようとする若者の話だが、「紅い眼鏡」の様に概念としての話なら理解も出来るが、同じポジションに立つのが物理的に別の個体であるのならそれはもう別人な訳で、ループとしては成立しないと思う。そしてこれがループの世界だとして、あるアニメライターも書いていたが、円環構造の途中はもう充分なのだ。いい加減押井守には例え陳腐なものになったとしても「その先」を描いてもらいたい。いくら立ち向かう意思こそが重要なのだ、と言った処で、こう繰り返されるとそれは過酷な現実認識と言うよりは、敗北のナルシズムとモラトリアムに居続けたいゆりかご願望にしか見えない。スカイウォーカーサウンドのＳＥのお陰で何とか誤魔化されてはいるが、飛行機が飛行「構造体」ではなく一体成型のダイキャストモデルにしか見えないＣＧも映画の質を大きく落としている。

高橋良輔監督の代表作の中の一本！監督自身のやりたかったことが、作中からひしひしと感じられるし、メカ＆キャラ設定も割とハードで、リアルロボットアニメとしてはクオリティが高い！この作品はコアなファンも多く、いまだに続編の制作要望が高い作品だが、監督は失敗作だと評し制作予定は無いらしい・・・私個人としても是非続編が観たいアニメだ！

一見コンプリートみたいだけど厳選ベストであって、そういえばあの曲がない、ということも。ただボーカルアルバムは主題歌がショートバージョンだから、全てフルで通して聴けるのはありがたい。

主題歌、キャラ別のエンディング、秘め歌コレクションなど、ストライクウィッチーズの世界を彩ってきたボーカル曲をBlu-spec CD2仕様でコンプリートした豪華６枚組BOX。メイン声優１１人＋石田耀子さんへのインタビューを載せたブックレット付きで、１０年の歩みが凝縮されていて充実している。

TV版のOP、挿入歌が『DIGIMON HISTORY』などのベストとかぶるが、「作品No.2『春』イ長調」が入っているのが嬉しい。どうしてこのタイトルになったんだろう。間奏のバイオリンが格好良い。「スタンド・バイ・ミー 〜サマーメモリーバージョン」は原曲より詞に合わせたノスタルジックなアレンジが良い。「Moving on! 〜美ら海バージョン 」は三線など沖縄の民族楽器を用いたアレンジ。でもやっぱりオリジナルも一緒に収録してほしかったかな。ムービーソングコレクションなんてそう作るものじゃないだろうし。

アルファベット、５０音順に並んでいる…と思ったらdisc4の2曲目までだった。何で？ちょっと聴く順番としては配慮に欠けるかな。やっぱり１曲目は｢100mphの勇気｣でしょ。

このDVDは既に廃盤になっているのですが、叔母が持っていたのを貸してもらいました。子供の頃は、私はすてきな三人組が入っているビデオだけ持っていたので、他のお話はビデオの最後で出てくるCMでしか観たことがなかったのですが、大人になって、借りたもので全部観て見て、やはり、とても、面白かったです！！動きが少ない分、想像の余白がある感じがします。 子供用にも欲しいので、購入したいのですが廃盤 …中古市場でもものすごい値がついてしまっています。おそらく子供の頃観た方が、大人になって子供にも見せたい。という需要がかなりあるのではないでしょうか。お願いですから再販してください…

さすが北川勝利氏がサウンド・プロデュースしただけのことはありますね。キャラソン・アルバムとは思えないほど、お洒落な楽曲ぞろいです。いわゆるアニメ声で歌う曲と、少しおねえさんっぽい歌い方の曲とが、偏らず交互に配置されているのもいいですね。もっと聴きたい気にさせる、腹八分な作品です。

本作のDISC1がOVAのサントラ、DISC2がドラマCDとなっております。併せて山本正之御大による歌が3曲と、笠原弘子さんの「くちびるにメモリー」、OVAのキャストによる「はっぴい・ぱらだいすの逆襲」も収録されています。オリジナル版と比べてリマスター版の作りは簡素ですが、音は良いと感じます。弘子さんの名曲「くちびるにメモリー」は、本作と廃盤「真夏の一夜漬」にしか収録されていませんので、今となっては貴重な作品です。