ゴルドベルグ変奏曲は最初にアリア(主題)、その後30の変奏曲が続いて最後には全く同じアリアに戻る(再現)するという構成のバッハの名作です。この映画の過去に戻るというアイデアと重なっているとも考えらます。そう思うと映画中のアリア(主題)が流れるところが、またここに戻ってくるという暗示的解釈ができて、ちょっと深いですね。。。 テーマ曲も含め、映画を爽やかにしたてた音楽はなかなかイイと思います。

いくつかのオムニバスで描かれた「ザロックナー」という悪の根源を中心に人間や生き物の粗雑さやエロス、暴力や汚らしさを、ハードロックで加味した近未来アニメを模索した野心作。ジャーニーやＢ・サバス、Ｃ・トリックの未発表曲などなど所属会社の垣根を取っ払った豪華なアーティストも見逃せない。あの「ブレードランナー」より先に近未来をある意味描ききったアニメ以外にも影響力を強く持つ作品でもある。絵は見劣りする部分もあるが、そんな辺りが逆に粗雑で人間味に溢れている。ボーナス映像もとても貴重で豪華な絵が閲覧できる。まさに「Ｈ

ラストの雪景色は今思い出しても感動します。 懐古モードで比較はしたくないですが、こういうドラマチックでシビアで、エンターテインメントのツボもあって、かつ単純にハッピーエンドではないけど忘れがたい物語、ちゃんと評価されてほしいですよね。 ともあれ堀江さんの歌声はすばらしい。 音楽も、ちゃんとロココテイストをふまえつつ、親しみやすいメロディーラインで、それをきちんと伝える歌唱力に敬礼。

そうだ！こうだよね、とリアルに描かれる今の日本、そして家族の現実にせつなくなる。でもそれを優しく見つめて、美しい魂が生きていける明日を目指そうよ、信じようよと感じさせる。原さんは現代最高のストーリーテラーです。

お世話になってる家族への恩返しと言って、みんなの要望に応えてカメラを向けられるクゥは本当に可哀相でした。でも、こういう気持ちも大切なんですよね。親子で見て、親と子それぞれが思った事を話し合ってほしい映画です。

『桜花抄』から数年後、東京から転校してきた遠野少年にひそかに思いを寄せる島の少女の視点から描いた第二話『ｺｽﾓﾅｳﾄ』。これほどまでに美しい映像世界をこれまで「見たことがない」。そもそも新海作品はｷﾚのある映像美と、それを盛り立てるｾﾘﾌが売りなのだが、今回は特に強烈だ。新海誠のこれまでの集大成ではなかろうか。「桜花抄」で恋愛部分のﾀﾞｲｼﾞｪｽﾄ化がひどいと書いたが、今回はかなり改善されている。また、今回の主人公である島の少女の内面描写もまた見事なものだ。画面の向こうで葛藤する少女の恋が成就するよう、声にならないｴｰﾙを送っている自分に気が付いた。こんなことは本当に何年ぶりだろうか。このｱﾆﾒには何か不思議な力がある。しかし…遠野少年

ｷｬﾗｸﾀｰが強力にﾃﾞﾌｫﾙﾒされていて､一見ｸｾがあるけどそこがまた良いのです｡ｾﾘﾌが凄く少ないのですが、音楽と映像で充分引き込まれます｡孫を救出しようと奮闘するおばあちゃんがとにかく最高に可愛くてｶｯｺｲｲ�ｧ犬のﾌﾞﾙｰﾉ､ﾍﾞﾙｳﾞｨﾙの三つ子のおばあちゃんのｻﾎﾟｰﾄ振りもｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞです�ﾏ祖母が健在だったら一緒に観たかったな�ﾆ

私は男性なのでこのようなアニメがあったのも知りませんでした。ITで虫プロの代表作である事を知り、無性に見たくなりました。幸い廉価版が出ていたのですぐにオーダーしました。 買って良かった、昭和のニオイがぷんぷんするし、差別的な表現や言葉もありますが面白いし引き込まれます。 時代背景や人物、心理描写も絶妙です。 ぜひ見て下さい。

この価格でこの曲数は買って損はなしです｡好きな曲は全部!温かい気持ちになれたりします｡ｵｰｹｽﾄﾗの音色が美しく壮大で素敵｡まさにﾛﾐｵの青い空の世界感が出来上がってる一枚です｡

コンピューターでの現在の技術をもってすれば、SE部分の波形を除去するなりし、『音楽』だけを響かせる事が可能では？ そんな21世紀リニューアル盤◎「旧ルパン」完全版サントラを望みたい。