絶対ＤＶＤ付のデラックスエディションを買うべきでしょう。「 Never Before Seen Documentary about the recording of The Hateful Eight, Filmed atAbbey Road 」というアビーロードスタジオでのヘイトフルエイトのサントラ録音を記録した1時間超えのドキュメンタリ（モリコーネ御大とタランティーノが出演）は必見です。英語字幕が選べるので、辛うじて内容も理解？できます。ＣＤ部分は、4曲を除いて新録音で、過去のコンピレーションをお持ちでもかぶることは有りません。老いてなお創作の泉が枯れない｛この宇宙で最も美しい音楽のいくつか｝を生み出した現代のバッハかモーツァルト。まだまだ目が離せません。　この天才と同時代を生きることが出来た幸せをまた今日もかみしめました。

当時中学生だった私はこのサントラが欲しくて捜しまわった思い出があります。 苦労して手に入れた元盤は今も大切にしていて、時々聴いています。 彼の音楽とＴＶで写し出される数々の美術品とが見事に調和しており、すごく感動しました。

Giuseppe Maggiolo Novellaというｲﾀﾘｱのピアニストによるﾓﾘｺｰﾈ作品のﾋﾟｱﾉﾄﾗﾝｽｸﾘﾌﾟｼｮﾝ作品集。ガンマン３部作、デボラのテーマ、ジルのテーマ、などの初期傑作から、ﾓﾘｺｰﾈのﾋﾟｱﾉ用ｼﾘｱｽ作品なども含め、まじめな演奏に好感が持てます。 ピアノ一台での演奏ですので、かなりの高度なテクニックも駆使していると思いますが、それを感じさせない美しさです。

モリコーネの1966年の映画「ベイルートより愛をこめて」と63年の未公開作品「IL SUCCESSO」のカップリング盤です。 「It」ではなく「IL」です。それぞれ14曲/9曲の収録。 「ベイルートより愛をこめて」は業務用のＣＤに収録されたものがありましたが、一般のＣＤに音源が収録されるのは初めて。「IL SUCCESSO」はこの作品のプロデューサーであるMARIO CECCHI GORI のプライベートレーベルの２枚組に１曲のみ収録されたことがありました。 どちらもファンには待ち遠しかったレアなアルバムですが、それにしてもこの値段はなんでしょう！！ 一般価格で10280円！　ＣＤ１枚に１万円なんてあるか？？　レアもののオークションじゃあるまいし。 Ｔレコードでもこの半額以下。海外の専門店だと１５００円から２０００円くらいだぞ！！！ オーダーしても２ヶ月も３ヶ月もも待たされるのに、困ったもんだ。 こんな値段でどこかおかしいと思わないのかネ？？

このCDを聴いて、思わず涙が出てきました。ヨーヨーマの朗々としたチェロの音色とモリコーネの音楽の調和に感動しました。ニューシネマ・パラダイスやガブリエルのオーボエといった曲にマの澄み渡ったチェロが重なる幸せ。買ってよかった、と思える一枚でした。

正直、モリコーネとヨーヨー・マの組み合わせはちょっと新鮮な驚きでしたが、心現れるような音色にうっとりしてしまいました。 ひとつ、昨年のモリコーネのコンサートの時にも感じたのですが、選曲がちょっと玄人好み過ぎてついて行けない部分があるんですよね。そこがいいのかもしれないですが。

ﾖ-ﾖ-･ﾏは、楽器を鳴らしているのではなく、ﾁｪﾛを通して歌っている。言語を越えたその歌声は抱擁感があり、嫋（たお）やかさではなく、父性の優しい感じがする。数々の映画をもりたてた名曲が、ﾁｪﾛの音でより深みを増して、心地よい眠りへと誘いだす。

　ついに再版されますね。元版は持っていますが、もう１枚あっても良いかな？　 　ＮＨＫのＴＶ映像と彼の音楽はベストマッチで、当時感動しました。　ラ カリッファは、他にもミルヴァやミレイユマチューも出しているので、インストゥルメントだけでなくそっちも聞くのも良いでせう。

人を感動させる音楽。名匠モリコーネの名曲たちをチェリストとオーケストラが奏でる。映画で涙し、音楽を聴いてまた涙する。ジャンル分けはナンセンスだろうが、癒やし系でもイージーリスニングでも良い。聴けば自然と感動する。ただ過去を思い出してしまうだけの範疇かもしれないけど、私にとっては素晴らしい音楽のひとつです。

先月(July 2020)に亡くなった映画界の巨匠Ennio Morriconeの音楽をピアノとフルートの演奏にアレンジしたCD２枚組。ピアノは1993年第９回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの優勝者Simone Pedroniで、今回の編曲も行っています。(因みに2009年の第13回コンクールの優勝者は辻井伸行さん） Pedroniのピアノ伴奏がとても素晴らしく、フルート演奏とともにとても心休まるCDとなっています。フルート演奏者のみならず、映画ファンでもおおいに楽しめる内容です。単体の楽曲もありますが、心地よい流れとなるように編曲されたメドレーが美しいです。