巨大なＢｏｘセットからＣＤ取り出す前に飛び込んでくるのは、大きな「ＹＥＳ」の文字。ヨーコの個展に立ち寄ったJohnの気持ちを追体験させる目的なのでしょうか。私は思わず、ニヤッとしましたけど（笑）。 ＣＤ世代の私は、やはりこれまでのJohnのソロ作品も音質面で聴く気が無くなっておりました。 今回のリマスターはビートルズ程の衝撃はありませんでしたが、新鮮な気持ちでソロ作品群に向かい合えました。これだけの内容で13000円程度（輸入盤）は安い！。

２０１０年リマスターはＣＤ化された８８年？当時の音質に相当近いです。 高音のシンバルの音や細かい音はとてもきれいですが、全体的な音のバランスはほとんど同じでアナログのような音の厚みが増したという感じではありません。　２００４年のリミックス＆リマスターとは天と地ほどの違いがあります。　いいか悪いかは好みが分かれるところでしょう。　ビートルズのように音の厚みが増すことを期待していましたので、意表をつかれました。　でも聞きこんでいると好きになれそうかなとも思います。

内容については従来のベストに比べてマニアでも楽しめそうですね。期待しています。カーステレオで聴いたら、最高かも。 理由は言いませんが、ジャケットはどうにかしてほしい。

ビートルズより活動期間の短いジョンのソロ作品ですが、ほんまよくもまあこれだけ出ますな、ベスト・アルバム。 ポールでさえ、ベストは３作品（これは少ないというべきか）なのに、ジョンもきっと苦笑してるでしょう。 今年は生誕７０周年なので仕方ないですが、もう編集盤はいいでしょう。

いくら音が良くなったとはいえ、すべてを買い替える（買い直す）ほど熱心ではないファンにとって、じつに買い得な商品だと思う。 ＦＡＢ関連の編集物の中では珍しく、「やる気」を感じた。 今回のリリースで最も評価できるものだとさえ思える。

ボックスもいいけど、以前映像で出ていたライヴ・イン・ニューヨーク・シティの完全盤ワン・トゥ・ワン・コンサートのｄｖｄもちろん昼と夜の２回早く出して、ライヴで歌うジョンは生粋のロッカー

インフォメーションを拝見する限り、ポピュラーな視点で分けた４枚のタイトル、それぞれの内容もなかなか好いですね（オリジナル盤にチョロっと未発曲を入れ、箱詰めした物より好感が持てます）安価だし！これでもっとセンスある装丁（bootlegの装丁センスを見習って欲しい）だったら、購入層は増すと思いますが、そこが残念。

JOHN LENNONのアルバムはレコード時代以降、CD,Lennon BOX,Anthology BOX,ボーナス・トラック付紙ジャケットCDを購入済。未発表曲３曲じゃちょっと購入意欲が削がれますね。Lost Lennon Tapesを全て収めたUSBメモリなど発売したら売れると思うけど。

「メンローヴ・アベニュー」や「ライヴ・イン・ニュー・ヨーク・シティ」の音源はどうして無視されちゃうのでしょうか。 「ダブル・ファンタジー」のストリップト・ダウン・ヴァージョンは何故入らないのでしょうか。 ビートルズのモノＢＯＸのように紙ジャケにしてもらえないのでしょうか。 何かいまいち物足りないＢＯＸのような気がするのは私だけでしょうか。

諦めてたオリジナルのミックスでのリマスター、最高！ 未発表音源１枚とアルバム未収録ＥＰ、最高！。そしてこのボックスの価格も悪名高いここのメーカーにしては予想より若干安めで良い。 しかし！現時点の情報だと「心の壁、愛の橋」のジャケットが以前のリミックス盤プラケースの様に「舌だしジャケ」になってる！ せっかく今回はカンペキだと思ったのに。本当にこれで発売するの？ だとしたら今回の主旨から大きくハズレるって！