マーラー(1860-1911)
新商品あり

マーラー(1860-1911) レビュー一覧 6ページ目

マーラー(1860-1911) | レビュー一覧 | CD、DVD、ブルーレイ(BD)、ゲーム、グッズなどを取り扱う【HMV&BOOKS online】では、コンビニ受け取り送料無料!国内最大級のECサイトです!いずれも、Pontaポイント利用可能!お得なキャンペーンや限定特典アイテムも多数!支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です!

商品ユーザーレビュー

7199件
並べ替え: 新着順| 共感数の多い順| 評価の高い順
  • ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨーク・フィ...

    投稿日:2023/01/03

    ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏による、マーラーの交響曲第5番です。 録音は1960年ですから指揮者の最晩年の録音となります。 音楽はシリアスに引き締まったスケールの大きな演奏で、有名なアダージェットなどはなかなか。 最後はライヴという事でミトロプーロスも力が入ったのか、盛り上がって終わります。 録音年を考えると少々音は悪いのですが、ミトロプーロスのファンはもっておいても良いのではないでしょうか。

    レインボー さん

    0
  •  じつに味わい深い第九交響曲である。シノーポリは、...

    投稿日:2023/01/01

     じつに味わい深い第九交響曲である。シノーポリは、1993年12月のフィルハーモニア管弦楽団との全集版のセッション録音では、平均的なテンポを採用していた。しかし、わずか3年あまり後の1997年4月のSKDとのライヴ録音では、全楽章でテンポを遅く設定した。特に第1楽章の演奏には32分53秒をかけている。これは、マゼールとフィルハーモニア管弦楽団による2011年のライヴ録音の35分38秒に次いで、現在でも史上2番目にゆったりとした演奏である。全曲の演奏時間も92分22秒であり、最長演奏時間の部類に属する。 1993年の録音は、若干硬さが感じられたが、 1997年のライヴ演奏は、音楽表現の熟成度が増しており、じつに味わい深い。以前、このHMVのレビューで、村井教授は、SKD 盤について、「すでに『あちら』に行ってしまった人が人生を回顧するかのごとき印象だ。」と評されていた。村井教授の演奏評はいつも的確であり、共感できる。しかし、私は、シノーポリの第九交響曲は、SKD盤のほうを好んで聴いている。  第九交響曲は、やはりヴァイオリンの両翼配置が効果的だ。 SKD盤の第1楽章の冒頭の呈示部の演奏は理想的であり、心にすっと入ってくる。第46小節 (03:25) 以降のリタルダンドをかけた圧倒的な頂点の築き方、第71小節(05:25)以降の弦とホルンの掛け合いの切ないまでの美しさなど、聴き所も満載である。展開部の第2部の第163小節(11:46)からの molto espress Allmahlich fliessender と指示されたオーボエの「溜め」のある表現も絶品である。また、Schon ganz langsam と指示された第406小節(28:31 )以降のコーダでは、人生を回顧し、その人生に別れを告げる深い情感が表現されている。  第3楽章の中間部のニ長調によるエピソードにおいて、第394小節(07:28)以降の Mit grosser Empfindung では、第1ヴァイオリンが極端にテンポを落とし、チェロが優しく続く。この大胆ともいえる表現には、外連味はまったく無い。まさしく大きな感動に包まれている。  第4楽章の第49小節(06:19)以降の高揚感もみごとである。第56小節(07:29)の lang gezogen 以降の各音の伸ばし方も理想的だ。シノーポリは、 1990年11月25日のフィルハーモニア管弦楽団との演奏会では、この小節は指揮棒をあっさりと振っていた。だが、このSKD盤からは、音楽表現をより深めようとするシノーポリの強い意志が感じられる。第4楽章の終盤では、特に総譜の最後の4ページを残して、音楽はすでに異次元の響きを帯びている。第134小節(18:26)の第1ヴァイオリンの上行のポルタメント、 第147小節(21:17)の第2ヴァイオリンの下行のポルタメントをはっきりと聴き取れる。総譜の指示は、前者はpp、後者はppp だから、一般的な演奏ではほとんど目立たない。ポルタメントを際立たせた音楽表現上の明確な意図によって、聴き手は異次元空間を浮遊するような不思議な感覚におそわれるのである。  シノーポリは、抜群の知性を背景にした緻密な分析力と情熱的な表現力を兼ね備えた稀有な指揮者であった。1990年11月には、東京芸術劇場の開館を記念する Mahler Zyklus として、フィルハーモニア管弦楽団とともに、歌曲と 『嘆きの歌』 を含めて、すべての交響曲を、16日間で10回の公演で演奏しきった「つわもの」であった。シノーポリは作曲家でもあるため、交響曲第10番のクック版をどのように評価していたかは分からない。しかし、1987年に録音されたフィルハーモニア管弦楽団との全集版の第10番 『アダージョ』 は、聴き手を戦慄させる驚愕すべき名演奏である。そのため、私はシノーポリが指揮するクック版第10番を熱望していた。  シノーポリは、長生きをしていたなら、名実ともに指揮界の巨匠として、さらに多くの優れた演奏を聴かせてくれたであろう。あるいは、彼自身の作曲作品も数多く生まれたかもしれない。いかにもインテリゲンチャらしい険しい表情、一方で気さくな人懐っこい笑顔、演奏後の聴衆の熱烈な拍手に応えて何度でもステージに出てきてくれたシノーポリの姿を、私は今も鮮明に記憶している。

    宗仲 克己 さん

    0
  • 全体的に早めのテンポで進みますが、第3楽章ではポル...

    投稿日:2022/12/24

    全体的に早めのテンポで進みますが、第3楽章ではポルタメントを多用するなど、作品の牧歌的で典雅な雰囲気の描出に気配りをしています。しかしレ・シエクルはポルタメントに慣れていないのか、指揮者の指示でやっています感があり不自然さは否めません。ソプラノ独唱は声が美しく表現も品格があって好印象です。

    好事家 さん

    1
  • キングの古い盤で持っています。本音でいうとこの演奏...

    投稿日:2022/12/18

    キングの古い盤で持っています。本音でいうとこの演奏は好きになれません。それは、ファリアーの声を聴いてぞっとしたからです。なんと品のない声と思いいっぺんに嫌いになりました。故某評論家が墓場まで持っていきたいほど愛した演奏ですが、、、。(墓場までもって行ったのでしょうか?) 積極的には聴きませんが、まだバーンスタインのほうがはるかに聴きやすいです。本当は星2ぐらいです。この世紀の名演奏をこんな風にレヴューする音楽愛好家が一人ぐらいいてもいいのでは。ただし、ワルターは大好きです、好きな指揮者を2人だけ、と言われれば、フルトヴェングラーとワルターです。2人とも音楽を超えた音楽家ですから。

    robin さん

    0
  • 先頃プロムシュテットさんとNHK交響楽団のマーラー9番...

    投稿日:2022/11/15

    先頃プロムシュテットさんとNHK交響楽団のマーラー9番の実演を聴いてとても感動したので、本盤を久しぶりに取り出して聴きました。本盤は2019年の録音ですから基本的な解釈はほぼ同じですが、あらためて聴き直すと、バンベルク響とはメリハリがついた力強い演奏だと思います。N響との実演は丁寧に旋律をうたわせ、椅子に座って指揮する姿をずっと見ていたせいもあるのでしょうが、ゆったりと音楽が流れていたように思いました。いずれも甲乙つけ難い名演だと思います。

    pocha さん

    2
  • 凄え演奏だ、やっぱ、テンシュテットのマーラーは。...

    投稿日:2022/11/09

    凄え演奏だ、やっぱ、テンシュテットのマーラーは。5番は、ロンドンフィルの3種も、それぞれに素晴らしい。   この’80年、北ドイツ放送響(今、エルプフィルに)のライブも命掛けの大演奏。私は、1番生々しいと思う。ブートレグの1番、2番も、冒頭から血しぶきの様な凄まじい音に圧倒されましたが、この5番も、トランペットソロから同様、更に大音響で背筋が凍る。エグい、心、肺腑掻きむしられる。ここまで極端、濃厚に、丹精込めてマーラーのイカレ具合、愛憎を引き出し、音楽に出来たのは、テンシュテットに、バーンスタイン。以後、現れていない。  (北ドイツとの蜜月は短かったけれど、最近、’92年のライブを発見!)  聴き終わった充実感と、迫り来る恐ろしさ。  本当の音楽が、今も、聴ける有り難さ。  武器、ミサイル、核兵器、戦争に抑圧、操作。まっぴら御免だ。  

    Greenboy さん |50代

    1
  • このCDはマーラーの交響曲第9番を収録したCDで、ジョ...

    投稿日:2022/10/25

    このCDはマーラーの交響曲第9番を収録したCDで、ジョン・バルビローリ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたもの。 この曲の名盤と名高い音源で昔から有名であるが、バルビローリの歌心あふれる演奏や、ベルリン・フィルのどっしりとした重量なサウンドのおかげなのか、78分もの間退屈することなく、楽しめる。 本CDはマーラーの第9が苦手という方にもおすすめのできる音源の一つと言えるだろう。 録音は1964年、年代を考えるとまずまずだろうか。

    レインボー さん

    1
  • 悲愴はだいぶ変わった演奏で、あれはあれで個人的には...

    投稿日:2022/10/23

    悲愴はだいぶ変わった演奏で、あれはあれで個人的にはだいぶ面白かった。それに比べれば、こちらは作品自体が元々幅のある演奏が行われる傾向があるのでそこまで変わっているわけではなく、普通に向かい合える範囲ではあるものの、やはり十分な個性を持っており、大げさで表現が起伏に富んでいて非常に面白い。今やマーラーもおびただしい数の録音があり、オーケストラの演奏水準の向上が加わって、素晴らしい演奏はいくつもあるが、この曲に関してはこの演奏は普通に推せる名演である。

    saitaman さん

    0
  • 聴いた印象として、音は古臭い(録音年からしてやむな...

    投稿日:2022/10/20

    聴いた印象として、音は古臭い(録音年からしてやむなし)。しかし生気と言いますか、マーラーへの共感なのか、訴求力のようなオーラはよく伝わってきます。むしろ他の録音より、最もワルターのマーラーらしさがあるのではないかと思えるくらいです。具体的に言葉にするのは難しいのですが、是非ご自身の耳でお確かめください。聴いて損はないと思います。

    jin さん

    3
  • 21世紀が始まったそのお正月にこの曲を選び、演奏した...

    投稿日:2022/10/17

    21世紀が始まったそのお正月にこの曲を選び、演奏した小澤さんとサイトーキネンの俊英達。”死に絶える様に” と、最期に書かれている曲を。そう言う演奏は、バーンスタイン、カラヤン に任せて(?)、終わりを告げ、新たに”生きて行くこと”、新しい朝を迎えようではないか、と、言いたげな名演。日本人主体のオーケストラもここまで到達できるのだ、と、そして、新世紀への更なる道を指し示した音楽が、ここに(95歳のブロムシュテットさん、N響の演奏を聴いた後に)。

    Greenboy さん |50代

    0

既に投票済みです

ありがとうございました

%%message%%