この頃にはもう完全に「主役は自分」「何やっても許される」「私が好きなものは皆も好き」みたいな感じが出て、それがＰＶだけでなく音楽にも出ていた感じがする。 　一旦勘違いすると、急落するのも早い。ファンは残っても音楽好きの離れる速さは凄かった。

スルーザレインは久々に良作だと思った。 「グリッター」の失敗で少しは冷静になったのかな？とも思う。

　ドラマで起用された｢恋人たちのクリスマス」は今も日本では御馴染み。 　世界でも日本の方が影響力があった感じがする。

　デビューアルバムから僅か1年で次のオリジナルが出て、クオリティも高かったので凄い。

　おそらく、現段階では彼女の最高傑作だと思う。

　デビュー作でこれだけのレヴェルは凄いと思った。

　オリジナルとしては約2年ぶり。洋楽としては普通のペース。 　「Ｍｕｓｉｃ　Ｂｏｘ」の後のオリジナルはさすがに難しかったと思う。

　映像が無くても良いライヴ音源は数少ないと思う。

　彼女のＢＥＳＴ系ではコレを超えるＢＥＳＴは当分現れないと思う。 　主要曲が余すとこなく入っている。

　見出しなどでも既に「1億枚以上売った」だの過去の栄光が先に来ている時点で「もう過去の人か…」とか「曲に対してあまり印象残らなかったんだ・・・」って言う感じしかしない。 　ジャケットだの特典だのの話題とかそういうものの先行もなんか違う気がする。本来なら「こういう名曲が…」から入りそうなものだけれど… 　確かに「1億枚以上売った」という出だしから書かなきゃ書くことないアルバムかもしれない。 　過去に名作を出したからこそ期待されるものは大きすぎるのかもしれないけれど…