問題視されたジャケットにすら深い意味がある一大叙情詩。 LOVESEXYという造語が的確に全てを表現していて素敵。 時代を越えてなお、色褪せない大きな足跡の１つです。

　生涯を通じた名盤の一枚どころか、アビーロードやサージェントペパー以上の評価をしている人も少なくないだろうし、実際にアルバムとしての完成度は上なのかもしれない。 　全編を通したドラマチックな構成、個々の楽曲の多様性と高い完成度、全てが天才プリンスの真価を見せつけてくれる。 　映画のごとくトーリー性さえ感じさせるこのアルバムは、現代のオペラとでも言うべき代物。例え、プリンスを毛嫌いしているような人であれ、このアルバムを聴けば、本当の才能というものにひれ伏すしかないだろう。

一昨日発売の殿下の新作を今日早速買って聴いた。ペラペラの紙ジャケットにインナー全くなしの超シンプルパッケージ。PCに取り込もうとしたら、ん？え？77曲！？9曲目の後、10曲目のuntitled bonus trackの間に大量の5秒づつの無音track。なんじゃこりゃ！？。 で、内容は？最高です。プリンスだよ何か文句あんのかって感じで最高。これまでの様々なプリンスが、濃縮ブレンドされたような音とグルーヴが次々と溢れ出てくる。年間ベスト確定かもってことでこれ以上グダグダ言わずに速報です。限定プレスらしいよ。皆さん早めに買って聴くべし。

リマスターされていないのならただのコレクターズアイテムかも。 いいかげんリマスター出してみてはいかがでしょう？

ＭＴＶで初めて放映された黒人アーティストがプリンスで、ソールトレイン（MTVが手本にした黒人ｱｰﾃｨｽﾄ番組）で初めて放映された白人がデヴィッド・ボウイ。今でも最前線で活躍している二人だが、もし共演する事があったら我も忘れる個人的大ニュース。音楽で衝撃的な事件って最近ないねぇ。

一年に一回ライブ、アウトテイク等いろいろと出てきます。資料としては貴重なんだろうけど、何度も聞くかと言われれば？です。その割に価格は高い。

Princeを知る全ての人へ。Princeをまだ知らない全ての人へ。 このｱﾙﾊﾞﾑを聴こう。そして体感してほしい。 このｱﾙﾊﾞﾑの持つ底知れぬﾊﾟﾜｰを。美しさを。芸術性を。 2枚目を聴き終え、「The Dance Electric」をﾌｨｼﾞｶﾙで聴けた 喜びと哀しみを同時に味わう。 ただただ,かっこいい。 これから何度も味わうと思う。

凄く濃密なプリンスのエッセンスが詰まったアルバム。一気に最後まで聴き通せる名盤です。

音の数を必要最小限に絞ってグルーヴを出す、実験なのか。スカスカな音像の構築が超気持ち良い、心地良い桃源郷。ジョージ・マイケルはじめミュージシャンにショックを与えたんではなかろうか。革新的過ぎたかアルバムは一般受けはしなかったが、今聴いても新鮮な名盤で御座います。

殿下の発表した作品は数多くあれど、その輝かしいキャリアのなかでもこれは外してはならない最上級。 厳かに歌い上げる表題曲は例え一度聴いただけでは全てを理解するのは難しい。 収録されている曲はそれぞれ独自の解釈を持ち多方向から攻めてくる。 それらが発せられている中心がただ一人のアーティストが魅せたほんの少しの才能でしかないところにこの作品が持つ輝かしさがある。