イザベル・ファウスト


アンコール・プレス
SACDシングルレイヤーで原音に迫る
イザベル・ファウストの『バッハ:無伴奏』全曲


アルバム・デビュー以来10年あまりの時を重ねて、当代きっての人気と実力を誇るファウストが取り組んだ『バッハの無伴奏』全曲録音を日本国内独自企画でSACD化。直筆譜を丹念に読み込み、ストラディヴァリウス製作の「スリーピング・ビューティー」の神々しいまでに崇高な音色ときわめて高度なテクニックとを駆使して、ファウストが深く鋭く切り込む姿を捉えた名録音を、24 bit/96 kHz収録オリジナル・マスター使用によるDSDマスタリングで、銘器本来のみずみずしい質感と、空間いっぱいに拡がる自然な空気感、アーティストのこまやかな息づかいまで再現しました。

【ファウストの言葉より(抄訳)】
「バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの自筆譜を見た人は、その筆致の美しさ、完璧さに驚かされる。一貫して変わらない筆跡は、支柱、装飾、荘厳な構築性を兼ね備えた大聖堂のような総合芸術へと私たちを誘う。ここで見られるハーモニー、均衡はなんということか! この自筆譜の特徴を耳で聴けるかたちにするのは大変に骨の折れる作業である。演奏者は尽きることのない疑問と戦い、ゴールが果てしなく遠いことに気が遠くなることもある。この録音は、偉大なバッハに対する敬礼のようであり、きわめて親密なスナップであり、そして果てなく続くプロセスの中の一つの結晶のきらめきのようなものである。」(キングインターナショナル)

【収録情報】
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV.1001-1006(全曲)

 イサベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 使用楽器:1704年製ストラディヴァリ「スリーピング・ビューティー」

 録音時期:2009年9月、2011年8月、9月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Single Layer


【SACDシングルレイヤー「イザベル・ファウストの芸術」】
「今回も、私は、キング関口台スタジオの経験豊富なマスタリングエンジニア、安藤明さんの協力を得て、マスタリングを行った。その方法は、オリジナル・アルバムの音質が素晴らしく良かったので、ベルリン、Teldex Studioから届けられたデジタルマスターには、一切のイコライジングを行わず、ピュアなDSDへのトランスファーを考えた。特に活躍したのは、イギリス、dCS社のD/Aコンバーター、dCS954とA/Dコンバーター、dCS904である。これらを直結し、鮮度の高いDSD変換を目指した。さらに、より透明度の高い空間性、ヴァイオリンのより柔らかで、木質感たっぷりの響き、そして、よりデリカシーに富んだ美しいピアノの倍音再現などを得るために、今回、ルビジウムやセシウム発振器よりも、ノイズ(専門的には、近傍位相ノイズという)が圧倒的に低い、スフォルツァート社の高精度10MHz水晶発振器PMC-01BVAを使用。慎重にマスタリングを行った。
 ぜひとも、リアリティーに富み、奥の深いイザベル・ファウストの素晴らしい演奏とこの音を、じっくりと楽しんで欲しい。」 角田郁雄〜ブックレットより(キングインターナショナル)

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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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