福音館書店のえほん

子どもたちは、お父さんやお母さんがあやしたり、しゃべりかけたりする言葉を聞いて自分のものにしてゆきます。絵本には、子どもに語りかけたい豊かな言葉と、子どもたちを物語の世界へと導いてくれる素晴らしい絵があります。絵本を読んでもらう体験は、子どもの心に深く残り、本を読むたのしみへと育っていきます。お子さまの年齢に合わせて、ごゆっくり本をお選びください。

0才

赤ちゃんには、肌の触れ合いと同じように、お母さんやお父さんからの心のこもった語りかけが欠かせません。10ヶ月を過ぎた頃から、呼びかけや繰り返しの言葉、リズムや響きの心地よい言葉の絵本に強くひきつけられます。まずおすすめしたいのは、赤ちゃんの身の回りのものをしっかり描いた絵本。生活の中で繰り返し出会う「もの」が登場する絵本は、大人が想像する以上の喜びを赤ちゃんに与えてくれることでしょう。

1才

隠されていたものが現れたり、かくれんぼをしたり…。そんな遊び心溢れる絵本が、言葉の面白さや次のページを繰る楽しさを子どもたちに伝えます。「聞く」心地よさを味わうことは、言葉を具体的なイメージをもって心に描くことにつながり、やがて起承転結のある「ものがたり絵本」を楽しむことができるようになります。

2才

2才になると、日常の生活体験が少しずつ積み重なり、言葉を自分のものにしはじめ、表現することに興味を覚えます。子どもの日常生活に添ったテーマの絵本は自らの体験と重ねやすくお話の世界を楽しむのに適しています。

3才

3才になると、簡単な筋を追って物語を理解でき、その力は目覚しく育っていきます。昔話に代表される、繰り返し・ユーモア・不思議さを持った骨太で無駄のないお話が、この時期の子どもにはとても魅力的です。

4才

どの年齢にも通じることですが、絵本選びのひとつの指標として「成人式を終えた絵本」という考え方があります。これは出版されてから20年以上、子どもたちに喜ばれてきた絵本という意味です。時代は変わっても、子どもの心の成長に必要なものは変わらないはず。一過性の流行ではない作品を選んでみませんか。4才頃からはことばの世界―物語を頭の中に思い描く力を身につけはじめます。お子さんの「お気に入り」となるものがたり絵本は、どのような作品でしょうか。

5・6才

“本来は目に見えない言葉の世界を、自分で思い描き、目に見える世界にする”想像力こそが、読書力です。好きな絵本を繰り返し読んでもらって「読書力」を育んだ子どもは、文章が長く、構成が複雑な絵本も充分に楽しめるようになっていきます。6才ころになると、長い物語を毎日少しずつ読んでもらうことも楽しみのひとつになるでしょう。こうした作品の面白さを耳で味わった子どもは、やがて自分の力で本を読もうとします。

小学低学年から

長い物語を楽しみにしはじめる時期です。『いやいやえん』『ももいろのきりん』などは耳から聞くのにふさわしいことばで語られていて、朗読しやすく、聞き手の子どもたちの想像力が精一杯引き出される優れた力があります。

小学中学年から

自然、人間の生活・歴史・文化、数学・哲学まで、あらゆるふしぎを子どもたちが自ら感じ、考え、楽しめる「たくさんのふしぎ」。『魔女の宅急便』『パディントン』といった人気シリーズ。フィクションとノンフィクション、どちらもお楽しみいただけます。絵本で親しんだグリム童話やアンデルセン童話を、読み物として再開するのも良いですね。

小学高学年から

読書の醍醐味を子どもたちに、流麗な日本語による完訳と原書の挿絵を得て、時代を超えて読み継がれる古典童話シリーズはいかがでしょうか。この他にも高学年向きの児童書を取り揃えています。

中学生から

ちょっと背伸びをしてみたい多感な10代の子どもたちへ、昔話からSFまで、読み応えたっぷりの作品をお届けします。

お母さん・お父さん

20年読み継がれる育児書の定番『子どもへのまなざし』や、わらべうた・あそびの本。今よりすてきな時間をお子様と過ごせるヒントとなるよう願いを込めて、子どもに関わる方向けの本をご紹介します。



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