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ヨゼフ・スークさん死去 点鬼簿へ戻る

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2011年7月8日 (金)

7月6日、チェコの名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークさんが亡くなられました。昨年の春にリリースされたアシュケナージとの「わが曾祖父の教え給いし歌」では、滋味豊かな美しい音楽を聴かせてくれていたスークさんですが、最近は闘病生活を送られていたそうです。心よりご冥福をお祈りいたします。

【プロフィール】
1929年8月8日、プラハに生まれたヨゼフ・スーク(ヨセフ・スーク、スクとも)は、ドヴォルザークの曾孫で、さらに『アスラエル交響曲』で有名な同じ名前の作曲家JOSEF SUK[1874-1935]の孫でもあるという恵まれた音楽環境の中で育ちました。
 名ヴァイオリニスト、ヤロスラフ・コチアンから英才教育を受け、プラハ音楽院在学中からトリオを組んで活動、卒業後は、プラハ四重奏団の第1ヴァイオリン奏者となり、さらに23歳の時には、親友のヤン・パネンカ、ヨゼフ・フッフロと共にスーク・トリオを結成、室内楽の世界で熱心な活動を展開して行きます。
 その後、30歳を目前にしたスークは、ソリストとしての活動も強化、1959年5月に世界一週ツアーに出かけ、日本でもその腕前を披露しています。スークはその年の秋にもアンチェル指揮チェコ・フィルのツアーに同行し、今度はコンチェルトの演奏で日本の聴衆を魅了しました。なお、このときのツアーは、直前の9月末、伊勢湾台風が死者5000人という未曾有の被害を東海地方にもたらしたことに心を痛めたアンチェルとチェコ・フィルが、義援金として100万円(今なら1000万円以上?)を供出したことでも知られています。
 その後、日本を気に入ったスークは、ソリストとして、トリオの一員として数多く来日、心のこもった演奏で聴衆に感動を与え続けてきました。
 スークの演奏は、すっきりと透明度の高い美しい音色と、端正なフォルムの構築によって醸しだされる独特の気品ある雰囲気が見事なもので、晩年の演奏ではそこに穏やかな温かさも加わって、なんともいえない幸せな気分にさせる演奏を聴かせてくれたものでした。
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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「わが祖父の父の教えたまいし歌」〜ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための歌曲編曲集 スーク、アシュケナージ

CD 輸入盤

「わが祖父の父の教えたまいし歌」〜ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための歌曲編曲集 スーク、アシュケナージ

ドヴォルザーク(1841-1904)

ユーザー評価 : 5点 (4件のレビュー) ★★★★★

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発売日:2010年04月13日
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