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バイバ・スクリデの濃いシューマン

2013年7月30日 (火)

「濃い」音楽が聴けるバイバ・スクリデのシューマン

ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデの「ORFEO」レーベル第3弾アルバム。ブラームス(ORFEO829112), ストラヴィンスキー(ORFEO849121)に引き続き今回の協奏曲は、シューマン。シューマン最後の協奏曲、ヴァイオリン協奏曲ニ短調は、19世紀最大のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムの依頼で作曲されましたが、ヨアヒムはこれを演奏せず、妻クララも封印してしまい、1937年に初演されるまで忘れられていた作品です。そして一方ヨアヒムによって初演された『幻想曲』、シューマン自身が、チェロ協奏曲から編曲したヴァイオリン協奏曲イ短調の3作品が収録されています。
 ドイツ・ロマン派の傑作をスクリデの濃厚な表現と冴えわたるテクニックで聴かせてくれる内容。特にヴァイオリン協奏曲ニ短調は、複雑な経緯を辿った曲であるように、力強い構築美とシューマン独特のロマンティシズムと幻想に溢れた二面性を持った作品で、スクリデの艶やかな音色とロマン的な音楽性がうまく表現された演奏です。スクリデが使用している楽器は、かつてギドン・クレーメルが所有していたストラディヴァリウスの「エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ(1734)」。
 バックはヘルシンキ・フィルの首席指揮者であり、スウェーデン放送響のコンサートマスターであったヨン・ストゥルゴールズ。録音は、デンマーク国立交響楽団の本拠地コペンハーゲンにあるDRコンサート・ホールで行われました。(キングインターナショナル)

【収録情報】
シューマン:
1. ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO23
2. ヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.131
3. チェロ協奏曲イ短調 Op.129(ヴァイオリン編曲版)

 バイバ・スクリデ(ヴァイオリン/使用楽器:ストラディヴァリウス「エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ」 1734)
 デンマーク国立放送交響楽団
 ヨン・ストゥルゴールズ(指揮)

 録音時期:2011年8月16-18日、2012年11月16日(2)
 録音場所:コペンハーゲン、DRコンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲(ヴァイオリン版)、幻想曲 スクリデ、ストゥルゴールズ&デンマーク国立放送響

CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲(ヴァイオリン版)、幻想曲 スクリデ、ストゥルゴールズ&デンマーク国立放送響

シューマン、ロベルト(1810-1856)

ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥3,410
会員価格(税込) : ¥2,387

発売日:2013年09月11日
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