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特価 カラヤンのヴェルレク、モスクワ・ライヴ

2015年12月19日 (土)

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ベルゴンツィ追悼盤
最強メンバーで臨んだ1964年スカラ座のモスクワ引っ越し公演
カラヤンの「ヴェルレク」!


ミラノ・スカラ座は、1964年9月、冷戦の最中、モスクワのボリショイ劇場で引越し公演を行いました。この演奏旅行に際してスカラ座は万全の体制で挑んでいます。歌手はミレッラ・フレーニ、レナータ・スコット、レオンティーン・プライス、カルロ・ベルゴンツィといった面々、さらにカラヤンも同行し、西側の文化特使としての存在感をみせました。
 カラヤンはこの引越し公演でプッチーニの『ボエーム』を4回と、ヴェルディのレクィエムを2回振っています。本アルバムは、9月23日、25日の2日間行われたヴェルディのレクィエムから25日の公演が収録されています。両日ともキャストはほぼ同じですが、バスを担当するのが23日はニコライ・ギャウロフ、25日はニコラ・ザッカリアが登場しています。1964年モスクワ公演としては他の演目でもいくつかCD発売されているものもありますし、ヴェルディのレクィエムに関しては、23日の公演の記録として非正規盤が発売されていたこともあったようです。
 カラヤンは1935年27歳の時に、当時音楽監督を務めていたアーヘン市立歌劇場とヴェルディのレクィエムを取り上げて以降、ベルリン・フィルとの最後の演奏会となった1989年のザルツブルク復活祭音楽祭に至るまで、幾度となく演奏している得意のレパートリーです。カラヤンとしても非常に力の入った演奏で、重要な公演で取り上げるのも頷けます。またアメリカ人ソプラノ歌手レオンティーン・プライスのソロも圧巻です。そして、このアルバムは、2014年7月25日に90歳で亡くなった往年の名テノール、カルロ・ベルゴンツィの追悼として発売されています。ベルゴンツィはカラヤンとの共演も数多く、本ディスクはベルゴンツィを偲ぶには絶好の盤と言えるでしょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ヴェルディ:レクィエム

 レオンティーン・プライス(ソプラノ)
 フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ)
 カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
 ニコラ・ザッカリア(バス)
 ミラノ・スカラ座合唱団
 ロベルト・ベナーリオ(合唱指揮)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1964年9月25日
 録音場所:モスクワ、ボリショイ劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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