グリーグのピアノ協奏曲改訂版と断章によるピアノ協奏曲
2015年6月24日 (水)
グリーグ&エヴユ:ピアノ協奏曲
ペテルソン、ストラットン&プラハ放送交響楽団
晩年のグリーグと親交のあったオーストラリア出身のピアニストで作曲家のパーシー・グレインジャー[1882-1961]は、グリーグにその才能を認められ、ピアノ協奏曲などの演奏について多くの教えを受けたと言います。
その甲斐あってか、グリーグ自身が「私のピアノ協奏曲のベスト・プレイヤー」と絶賛していたという話も伝えられており、また、グリーグの指揮とグレインジャーのピアノで、このピアノ協奏曲の演奏旅行をおこなうという計画もあったようですが、それはグリーグの死により、実現することはありませんでした。
ちなみにグリーグは25歳の頃にこのピアノ協奏曲を作曲して名声を得ており、その後、幾度か楽譜を手直ししたりしていましたが、もっとも大きな改訂をおこなったのは、若きグレインジャーと交流のあった1906年から1907年にかけてのことでした。
今回のアルバムで使用されているのは、グレインジャーとグリーグによる改訂ヴァージョンということなので、当時のグレインジャーがよく演奏していたヴァージョンと同じなのか、1921年に制作されたピアノロールと比較してみるのも面白いかもしれません。
組み合わせは、グリーグが書いたもうひとつのピアノ協奏曲の断章と、それを素材としてヘルゲ・エヴユ[1942- ]というノルウェーの作曲家が完成させたピアノ協奏曲ロ短調というもので、余白にグリーグの歌曲をエヴユがピアノ独奏用に編曲した小品曲が収められています。
ピアノ協奏曲ロ短調は、グリーグの素材を効果的に活用し、ラフマニノフやチャイコフスキーの雰囲気も感じさせるという聴きやすい作品です。(HMV)
【収録情報】
1. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(グリーグ&グレインジャー改訂版)[27:11]
2. グリーグ:ピアノ協奏曲ロ短調(断章)[02:34]
3. エヴユ:ピアノ協奏曲ロ短調(グリーグの断章による)[22:09]
4. グリーグ/エヴユ編:歌曲『睡蓮とともに』 Op.25-4 [02:11]
5. グリーグ/エヴユ編:歌曲『ある夢』 Op.48-6 [02:33]
カール・ペテルソン(ピアノ)
プラハ放送交響楽団(1,3)
ケリー・ストラットン(指揮:1,3)
録音時期:2014年3月2,3日(1-3)、6月28日(4,5)
録音場所:プラハ、チェコ放送第1スタジオ(1-3) コペンハーゲン、デンマーク王立音楽院(4,5)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
協奏曲最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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輸入盤
グリーグ:ピアノ協奏曲(グレインジャー&グリーグ改訂版)、エヴユ:グリーグの断章によるピアノ協奏曲 ペテルソン、ストラットン&プラハ放送響
グリーグ(1843-1907)
価格(税込) :
¥2,420
会員価格(税込) :
¥2,105
まとめ買い価格(税込) :
¥1,815
在庫あり
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輸入盤
ピアノ協奏曲、他 グレインジャー(ピアノラ)、グプタ&クリスチャンサン響(SACD+ブルーレイ・オーディオ)
グリーグ(1843-1907)
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メーカー取り寄せ
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