アルデオ四重奏団/XIII〜13にまつわる弦楽四重奏曲集

2020年12月03日 (木) 18:15 - HMV&BOOKS online - クラシック





梁 美沙、原 裕子を含む4人の女性メンバーによるアルデオ四重奏団
注目の新譜はクラムの『ブラック・エンジェルズ』を軸とした「XIII(十三)」にまつわる作品集


2001年にパリ国立高等音楽院で結成されたアンサンブル、アルデオ四重奏団。当団はラ・フォルジュルネ音楽祭でもおなじみのヴァイオリニスト梁 美沙、実力派ヴィオリスト原 裕子を含む4人の女性メンバーから成り、フランス国内外で活躍する四重奏団です。「アルデオ」とはラテン語で「私は燃える」という意味をもち、この4 人の女性奏者が音楽に取り組む姿勢そのものといえます。近年は『ゴルトベルク変奏曲』の弦楽四重奏版の録音でも高い評価を得ております。
 「KLARTHE」レーベルからの注目の新録音は「XIII(十三)」にまつわる作品を集めた意欲作。アメリカの現代作曲家ジョージ・クラム[1929-]の『ブラック・エンジェルズ〜暗黒界からの13のイメージ』を主軸に、モンテヴェルディの『ペトラルカのカンツォニエーレ』よりソネット第164番(マドリガーレ集第8巻『戦いと愛のマドリガーレ』より第13番の冒頭)、シューベルトの弦楽四重奏曲第13番『ロザムンデ』、パーセルのパヴァーヌとシャコンヌ、そしてシューベルトの歌曲の弦楽四重奏版を収録しております。
 1970年、ベトナム戦争中に書かれたクラムの『ブラック・エンジェルズ』は「出発」「不在」「帰還」の3つの大きなセクションに分けられた全13曲の作品。作品全体が「暗黒の世界」を探求する往復の旅のように配置されており、クラム自身はこの作品を「混沌とした現代世界をあらわす寓話」であると語っています。難解ながらも素晴らしいこの作品にアルデオ四重奏団が真っ向から挑んだ注目盤です。(写真c Franziska Strauss)(輸入元情報)

【収録情報】
1. モンテヴェルディ:ペトラルカのカンツォニエーレよりソネット第164番
2. シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調 D.804, Op.29『ロザムンデ』
3. パーセル:パヴァーヌ ト短調 Z.752
4. パーセル:シャコンヌ ト短調 Z.730
5. シューベルト:『あっちへ行け! 残酷な死神よ』〜死と乙女 D.531, Op.7-3
6. クラム:ブラック・エンジェルズ〜暗黒界からの13のイメージ
7. シューベルト:ギリシャの神々 D.677

 編曲:アルデオ四重奏団(1,5,7)

 アルデオ四重奏団
  キャロル・プティドマンジュ(ヴァイオリン)
  梁 美沙(ヴァイオリン)
  原 裕子(ヴィオラ)
  ジョエル・マルティネス(チェロ)

 録音時期:2020年2月19-23日
 録音場所:ドイツ、ブレーメン、カンマーフィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 ディジパック仕様
5件中1-5件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

チェックした商品をまとめて

チェックした商品をまとめて