【全曲解説】MAYSON's PARTY『ONE』

全曲解説テキスト by AYATOMO（Vo/Gt） SAKI（Tp/Vo）

1. ONE

この曲は
「イントロでドラムから入ってみんなで一斉に拳を上げて歌う情景をライブで作りたいな〜」
というイメージから作り始めました。
去年1stをリリースしてツアーを回って改めて気付いたバンドやライブハウスシーンへの想いや、今の社会情勢も含めて今こそ“ひとつ”になろうという想いをその拳に込めるような曲です。
曲の入りの歌から全員で
We are one!!
と拳を上げて、
思いっきりみんなで大声で叫べるその日までやり続けたいと思ってます。
お客さんが全員で思いっきり合唱できた日に、この曲は完結します。（AYATOMO）

2. Gettin' in the Mood

言わずと知れたロック界のレジェンド、ブライアンセッツァー率いるブライアン・セッツァー・オーケストラ（The Brian Setzer Orchestra）がカバーをしてオリジナルの歌詞を付けた『Gettin' In the Mood』という往年のジャズの名曲のカバーです。
なんかややこしいですが、カバーのカバーって事ですね。
いろんなところで使われている名曲なのでイントロのフレーズとかは聴いた事ある人も多いと思います。

ブライアンセッツァーやSTRAY CATS（ブライアンセッツァーが所属するバンド）は高校生の時に聴いていてこの曲が入ってるアルバムも聴いていたので、まさか自分がこれをやる事になるとは思ってもみませんでしたが、
結構見事にSKAカバーできたのではと思います（照）
MAYSON's PARTYがお送りする愉快なカバーチューンをお楽しみください！（AYATOMO）

3. Let me go

このホーンフレーズが思いついた時「これめっちゃええやん！これしかないやん！」と思いました！
一瞬でできたこのフレーズに対して、曲を練り上げていく作業は回り道や遠回りや迷い道に遭遇し少々パニックにもなりました（笑）
けれどいろんなアイデアに支えてもらい助けてもらいながら最終地点に辿り着く事ができ感謝と達成感は半端ないです！
いろんな楽しみ方ができる曲だと思うのでライブで皆さんが思うように自分を解放して歌ったり踊ったり忙しく遊びまくってください。
歌詞に関しては音数が少なくなる部分にこの曲の全てをぶち込んだので是非注目して聴いてみてください！（SAKI）

4. Going Home

今までのバンド人生で多分80曲近くは曲作ってますが、過去史上最短の歌詞で終わる曲です（笑）
「みんな帰ろうぜ！！」
それだけの歌詞の曲ですが、帰るのはお家でもいいし、ライブハウス（お家）にまた帰っておいでねっていう意味も含めてそういう内容にしました。
ライブが終わりかけた時に
「終わりたくないけど帰らなきゃだよねー！でもまたここにも帰っておいでね！」
そんな思いでドバーっとかませたら良いなと思っております。
超ポップでキャッチーなメロに仕上がっておりますので、老若男女誰でも楽しんでもらえたら嬉しいです。（AYATOMO）

MAYSON's PARTY『ONE』

GENRE：SKA, POP PUNK
切れ味とタイトに引き締まったバンド感を存分にアピールする
ライヴ・アンセム盛りだくさんのパワフルな1st EP
HEY-SMITHの猪狩秀平（Gt/Vo）をプロデューサーに迎えた前作発表後、ツアーなどを行う過程の中で、バンドの基礎体力はさらに鍛え上げられたのではないか。この4曲入り1st EPは、ライヴ感が一段と増し、切れ味とタイトに引き締まったバンド感を存分にアピールする内容に仕上がっている。全曲フロアにベクトルを絞ったエネルギッシュなパワーに満ち溢れているのだ。シンガロングやダンシングを誘発する楽曲群は、初めて現場で聴いたとしてもパーティーに巻き込める求心力を誇っている。表題曲はまさに会場をひとつに束ねるアンセム曲と言えるだろう。そして、THE BRIAN SETZER ORCHESTRAのカバー「Gettin' in the Mood」も、MAYSON'sカラーに見事染め上げている。
荒金 良介 【ライター推薦】