【全曲解説】アルルカン『PICTURES』

全曲解説テキスト by 暁（Vo） 奈緒（Gt） 來堵（Gt） 祥平（Ba） 堕門（Dr）

1. PICTURES

立ち直れないんじゃないかってくらいの辛さも、どうすれば良いのか解らないくらいの苦しさも、らしく生きていくためのヒントだと今は思える。心に強く残る瞬間は人を強くしてくれる。きっと。（暁）

アルルカン的挑戦を込めた一曲、歌詞のパワーを損なわないようにオケは至ってシンプルに。恐らくアルルカンの楽曲の中でも一番シンプルなんじゃないかと。是非ライブで感じて欲しいです。（奈緒）

僕達の人生を語ったたくさんの言葉に自らも力を受ける一曲。
皆の生きてきた事と照らし合わせて何か掴み取って欲しい。（來堵）

サウンドがシンプルな分言葉がスッと入ってくるような曲になっています。
10年目に向かう今だからこそ赤裸々に思いの丈をさらけ出すことができたから聴いてくれた人が自分らしく前に進めるようなきっかけになるような曲になってくれたら嬉しいです。（祥平）

アルルカンの今までとこれからを歌ったこの曲は、夢を追いかけている人に強く深く突き刺さる曲なんじゃないかな。
演奏は特に難しい事をしていない分、歌詞が更に引き立つので
歌詞がより印象に残る楽曲となっています。（堕門）

2. SPELL

愛は“のろい”にも“まじない”にもなる。
私は“まじない”を使えるようになりたい。だって使い勝手良さそうだから！呪。（暁）

theライブチューンを意識して作りました。
個人的にPICTURESでできなかったフラストレーションをこれでもかというほど詰め込みました。笑　
ぐっちゃぐちゃにしたい！！（奈緒）

ギターの激しさはNO.1でキャッチーなサビ。その上でいろんなアプローチが混ざった楽しい曲。
ライブで一緒に遊びたい！ガチガチのギターリフを聴いてー！（來堵）

持ち前の攻撃的なサウンドと挑戦的な要素を取り入れたハイブリッドなライブチューン。
これを聴いて心を揺さぶられたなら是非ライブに遊びにきてください。（祥平）

独創的なこの曲はPICTURESの中で一番激しく、ビートやサビが印象に残る。
ライブでもこの曲で思いっきり騒ぎたい！！是非ともその身体でこの曲の激しさを感じて欲しい！（堕門）

3. silly（※通常盤）

言葉より慰めより、ただ側に居てくれる存在ってこんなに温かいんだって感じたことがあって。
バカだなぁって笑ったら心が軽くなる感じ。（暁）

アルルカンでまだ観たことのない景色を想像して
「きっとこんな景色なんだろうな」というイメージを持って作りました。
フロアとステージが優しい気持ちで包まれるような、
皆が幸せになれるように願いを込めた一曲です。（奈緒）

聴きやすい曲だけど疾走感をいかすためにギターロック押してます！
聴いててスカッとする！一押しです！繰り返し聴いて楽しんで欲しい。（來堵）

激しい曲ばかりやるバンドだと思われがちですが、こういったハートフルでキャッチャーな側面も
しっかり兼ね備えているのでこれを聴いて撃ち抜かれたのならもうこちら側の人間です。（祥平）

疾走感がありとても優しくキャッチーで聴きやすい楽曲なんじゃないかなと思います！
聴けばとても心に響くし、気がつけば自然と身体が動いています。（堕門）

アルルカン『PICTURES』

GENRE：LOUDROCK
バンドの軌跡をノンフィクションで綴り、前進の意志を託すニュー・シングル
身を削るとはこのことか。MVがYouTubeにて発表になった時点で、ファンだけでなく同業者バンドマンたちにまで衝撃を与えたことによりバズりまくったこの曲は、アルルカンがこれまで辿ってきた軌跡を楽曲化したものであると同時に、今後に向けた意思表明を託したものにもなっている。昨年のEP『世界の終わりと夜明け前 / サイレン』でも見事に解脱した感があったものの、ここでの彼らはさらなる覚醒モードへと突入。純度を高めて極限まで研ぎ澄ました言葉と、より確かなかたちで磨きをかけたバンド・サウンドをもって、アルルカンがもはや怖いものなしな様子で腹を括ったことが、今作からはよく伝わってくる。故にあとはもう邁進あるのみだ。曲の最後を締めくくるキー・フレーズが、とても眩しく美しい。
杉江 由紀 【ライター推薦】