サヴァール/『ラス・ウエルガス写本〜聖なる動物寓話と象徴』

2022年11月16日 (水) 17:45 - HMV&BOOKS online - クラシック


サヴァール最新録音は、
1325年に編纂されたウエルガス写本からの11の作品


サヴァールはこれまでに220タイトル以上のリリースを世に送り出しています。最近ではベートーヴェンやシューベルトの交響曲でも世界をうならせていますが、ここで再び中世作品を録音しました。
 1325年に編纂されたラス・ウエルガス写本は、1904年に初めて「再」発見されました。写本というのは様々な理由で持ち出されたりし、歴史の中でその所在を点々とすることが多いですが、このラス・ウエルガス写本は、本来あるべき場所(巡礼の道の途中にある、スペイン北部のシトー会修道院)にずっと留まっていたという意味でも奇跡的な写本です。編纂されたのが1325年、実際に掲載されている作品はそれより3世紀ほど前の音楽であり、西暦1000年前後の音楽世界への手がかりとなる貴重な写本です。
 サヴァールは、186ある作品の中から11をセレクト。最古の多声部による楽曲や、独立したメロディを同時に歌うような楽曲など、のちに発展する多声音楽の萌芽のような作品も見られるなど、作品の美しさだけでなく歴史的にもきわめて貴重な作品が収録されています。また、テキストは、動物が信仰の象徴として描かれたもので、鷲、子羊、魚、さらにはキリストの犠牲の象徴であるペリカンや、未知の世界との境界を守る存在である竜など、様々な動物も登場します。サヴァールが、1000年以上もむかしの音楽の世界をこれ以上なく魅力的に味わわせてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】
● ラス・ウエルガス写本〜聖なる動物寓話と象徴


1. Iocundare, plebs fidelis, cuius Pater est in celis
2. Audi pontus, audi tellus
3. Aterni numinis
4. Kyrie, fons bonitatis
5. Gaude, Virgo, plena Deo
6. Alpha, bovi et leoni / [Domino]
7. Virgines egregie Virgines sacrate
8. Cum sint difficilia Salomoni tria
9. Virgo sidus aureum
10. O Maria, maris stella / O Maria, Virgo davitica
11. Flavit auster

 ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
 エスペリオンXXI
 ジョルディ・サヴァール(指揮)

 録音時期:2021年7月15日
 録音場所:フランス、ナルボンヌ、フォンフロワド修道院内礼拝堂
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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