【発売】ニケ&ル・コンセール・スピリチュエル/マレ:『アリアーヌとバッキュス』(2CD)

2023年02月21日 (火) 16:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


貴重な全曲盤。ニケとフランス古楽界を代表する歌手たちによる待望の録音!

ヴィオールの比類ない名手として名を馳せたフランスの作曲家マラン・マレは、王室楽団でオペラ指揮者としても活躍。1693年にはジャン=バティスト・リュリの後を継いで王室音楽総監督の座にあった息子ルイ・リュリとの共作で『アルシード(エルキュールの勝利)』を作曲、その後『アリアーヌとバッキュス』(1696)、『アルシオーヌ』(1706)、『セメレ』(1709)と3編の抒情悲劇を独力で完成させ、オペラを書く手腕でも高く評価されました。
 18世紀以前のフランス・オペラ蘇演に確かな実績を持つ鬼才エルヴェ・ニケによる今回の録音は、リュリ亡き後の歌劇作曲家としてマレが本格的な歩みを始めた重要作でありながら全曲録音に恵まれてこなかった『アリアーヌとバッキュス』の全貌に触れられる待望のプロジェクト。ミノタウロス退治の恋人テーセウスに去られ悲しむアリアーヌに迫る酒神バッキュスの物語で、同じパリを沸かせたルーセル作品を130年以上先取りする名品をダイナミックに聴かせます。抜群の心理表現を見せるヴェロニク・ジャンス、21世紀のフランス歌劇界で圧倒的な活躍をみせるマティアス・ヴィダルと活躍目覚ましいファン・ヴァンロイによる表題役の鮮やかな歌唱もさることながら、2人のテオルボ奏者が加わる豪華な通奏低音勢をはじめ、1700年頃のパリ・オペラ座の編成を忠実に再現したオーケストラも存在感抜群。「ALPHA」レーベルの真骨頂ともいうべきバロック・オペラ録音です。(輸入元情報)

【収録情報】
● マレ:歌劇『アリアーヌとバッキュス』全曲

 〜序幕付き全5幕の音楽悲劇(1696年パリにて初演)〜

 アリアーヌ(アリアドネ)…ユディト・ファン・ヴァンロイ(ソプラノ)
 栄光の女神、コルシーヌ…マリー・ペルボスト(ソプラノ)
 舞踏の女神テルプシコル(テレプシコーレ)、夢の精…エレーヌ・カルパンティエ(ソプラノ)
 セーヌ川のニンフ、女神ジュノン(ユノー)…ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
 酒の神バッキュス(バッコス)、夢の精…マティアス・ヴィダル(テノール)
 ジェラルド、大神ジュピテール(ユピテル)…マチュー・レクロアール(バリトン)
 アドラスト…ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
 王、祭司長…トミスラフ・ラヴォワ(バス=バリトン)
 牧神パン、水夫2、リカス、悪夢の神フォペトル(ポベトル)、ファンタス、アルクトン…フィリップ・エステーフ(バリトン)
 恋の神、エリーズ、ナクソス島民…マリーヌ・ラフダル=フラン(ソプラノ)
 喜びの精、王の従者、水夫1、商業神メルキュール(メルクリウス)…ダヴィド・トリクー(テノール)

 ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団(合唱指揮:ファビアン・アルマンゴー)

 コンサートマスター:オリヴィエ・ブリアン(ヴァイオリン)
 通奏低音:
 トゥルモー・ダーレン、マルジョレーヌ・カンボン(バス・ド・ヴィオロン)
 斎藤由香(バス・ド・ヴィオール=ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 エリザベート・ガイガー(クラヴサン=チェンバロ)
 マリー・ラングレ、ニコラ・ワティンヌ(テオルボ)

 ル・コンセール・スピリチュエル(声楽&古楽器アンサンブル)
 エルヴェ・ニケ(指揮)

 録音時期:2022年4月
 録音場所;パリ郊外、ピュトー・リュリ音楽院オーディトリアム
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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