【発売】メルニコフ/『ファンタジー〜7人の作曲家、7種の鍵盤楽器による』
2023年05月10日 (水) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
メルニコフのチェンバロとフォルテピアノ演奏も満喫できる夢のアルバム
歴史的な鍵盤楽器を数多くコレクションし、実際に演奏・録音しているメルニコフ。彼が7人の作曲家の7つの幻想曲を7つの楽器で弾き分けました。メルニコフはアインシュタインの格言「過去、現在、未来の区別は幻想に過ぎない」をコンセプトに、J.S.バッハを基準点として300年におよぶ影響と、彼に帰結する偉大さを示しています。7という聖なる数字にこだわっているのもメルニコフらしい深い意味がこめられています。
メルニコフは2021年1月にトッパンホールでほぼ同内容のコンサートを行い聴衆の度肝を抜きましたが、ここではさらなる完成度で神業を発揮しています。楽器も単に時代を合わせているのではなく、作風、効果を考え抜いて選ばれています。最後に置かれた、現代のスタインウェイの機能を駆使したシュニトケの『即興とフーガ』が聴きもの。1966年の第3回チャイコフスキー国際コンクール用に作られた華麗な作品で、精神的にバッハへ先祖返りしていることを実証してくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
● J.S. バッハ:半音階的幻想曲とフーガ BWV.903〜リュッカース・モデルによるマルクス・フィッシンガー製2段鍵盤チェンバロ、2019年
● C.P.E.バッハ:幻想曲 嬰ヘ短調 H.300, Wq.67〜クリストフ・フリードリヒ・シュマール製タンジェント・ピアノ、1790年
● モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.396/幻想曲 ニ短調 K.397〜1795年アントン・ヴァルター・モデル、クリストフ・カーン製レプリカ・フォルテピアノ、2014年
● メンデルスゾーン:幻想曲 嬰ヘ短調 Op.28〜グラーフ製フォルテピアノ、1828年頃
● ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49〜エラール、1885年製
● ブゾーニ:古い旋法による幻想曲 Op.33b-4〜ベヒシュタインB、1905-10年頃製
● シュニトケ:即興とフーガ Op.38〜スタインウェイD-274
アレクサンドル・メルニコフ(各種鍵盤楽器)
録音時期:2022年7月
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ディジパック仕様
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