ジュリアン・ショヴァン/ヴィヴァルディ:『四季』、他
2024年01月30日 (火) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
新鮮解釈、ショヴァンの『四季』と『ラ・フォリア』
モーツァルトの後期交響曲や『レクィエム』のような有名作をこれまでにない視点からの新解釈で披露し、世界中の音楽ファンを新鮮な驚きと共に楽しませてくれているジュリアン・ショヴァンによる『四季』が登場。
子供たちや俳優など様々な人々とこの作品で共演してきたという彼ら。特にパリ五輪の公式ダンスでも話題のフランスの振付師ムラッド・メルズキのダンサー達からは大きな影響を受けたと言い、極端な独創性や誇張されたダイナミクスなどに頼ることなく、自然な身体的バランスと呼吸、自発性から今回の演奏が生まれたということです。
とはいえ、ここに聴く演奏は十分に刺激的。曲順は通常の『春』からではなく『秋』から始められており、間に近年発見されたヴァイオリンのオブリガート付きアリアを挟み、最後にはフォリアを置くという構成となっています。弦楽を各パート1人ずつに絞った緊密なやり取りの中で映えるショヴァンの緩急織り交ぜた妙技のほか、テオルボとバロック・ギターには名手キート・ガートも参加してアンサンブルを支え、時には煽るように先導することも。名盤あまたの『四季』ですが、異彩を放つ注目盤がまたひとつ加わりました。(輸入元情報)
【収録情報】
ヴィヴァルディ:
1. ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.8-3, RV.293『秋』
2. ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 Op.8-4, RV.297『冬』
3. 歌劇『救われたアンドロメダ』 RV.Anh.117〜アリア『太陽の強い輝きは』
4. ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op.8-1, RV.269『春』
5. ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.8-2, RV.315『夏』
6. トリオ・ソナタ ニ短調 Op.1-12, RV.63『ラ・フォリア』
ジュリアン・ショヴァン(ヴァイオリン)
ポール=アントワーヌ・ベノス=ディアン(カウンターテナー:3)
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
録音時期:2023年2月
録音場所:パリ、在仏イタリア大使館シチリア劇場
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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