オルリンスキ、プレフニャク&イル・ジャルディーノ・ダモーレ/グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』

2024年03月27日 (水) 16:30 - HMV&BOOKS online - クラシック


世界中で人気絶頂のカウンターテナーによる
グルックの名作『オルフェオとエウリディーチェ』
作品表現を最大限に活かした激唱


グルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』のオルフェオは、ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキにとって代表的な役となり、サンフランシスコ、パリ、そして故郷ワルシャワの舞台でこの役を演じています。Opera誌は、オルリンスキがサンフランシスコでのオルフェオ役に「完璧に配役された」と評し、ワルシャワの同誌記者は「この役の有名な嘆きの場面『エウリディーチェを失って』さえも観客にとって「喜びの源」になった」と絶賛しています。
 現在、オルリンスキは、彼の夢の実現を表す様々な録音の中で、神話上のギリシャの吟遊詩人を体現しています。ワルシャワで録音されたこの作品は、ダイナミックな表現によるステファン・プレフニャクによって指揮され、器楽奏者と合唱団は彼のアンサンブル「イル・ジャルディーノ・ダモーレ」から選ばれています。オルフェオの妻エウリディーチェと神アモーレの役は、オペラやコンサートの舞台でさらに注目を集める2人のスター的ソプラノ歌手、エルザ・ドライジグとファトマ・サイードが担当しています。
 オルリンスキはこの録音で、プロデューサー、キャスティング、ディレクター、そしてステファン・プレフニャクとの共同芸術監督として務めています。1762年ウィーン初演版を使用しながら、部分的に自由なテンポによる表情付けも面白く、楽譜にないピツィカートを加えたりと多くの工夫がされており、オルリンスキの独特な声質と表現により、これまでになかった作品の魅力を引き出しています。

「学生時代の私の大きな夢の一つは、オルフェオの役を歌うことでした。 なぜ? その主な理由は、中学生の頃、私が神話そのものに本当に魅了されたからです・・・初めて読んだとき、私の想像力が掻き立ったことを覚えています・・・そして目の前にヒエロニムス・ボスの絵画のようなイメージが見えました。オルフェオとエウリディーチェをさまざまな環境で演奏し、さまざまなヴァージョンに取り組んだことにより、私は自分自身の解釈を達成することとしました。自分自身の独自な表現できる作品を作り出し、自分の夢の役を記録し、自分の望む方法で自分を表現したいと思っていました。これほど有名な音楽に挑戦するのは簡単なことではありませんが、私にはその曲で何をどのようにやりたいかという明確なビジョンがありました。すでに何枚かアルバムを作ってきましたが、レコーディングの際に複数の仕事を引き受けたのはこれが初めてです。友人でもあるステファン・プレフニャクとの一緒に仕事は、解釈に関する私たちのアイデアが互いに補完し合い、本当に特別なものを生み出すだろうと確信していました。友人でもある2人のソプラノ歌手らは信じられないほど表現才能とその声はまさに魔法で、このプロジェクトに多くのものをもたらしてくれました。そして今、オルフェオの旅を追って、愛の力が何をもたらすのかに耳を傾けてほしいのです」〜ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ

ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書、歌詞訳 帯付き。日本語解説書には、ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキとステファン・プレフニャクによるコメント、リヨン大学イタリア文学教授で多くの歌劇場とコラボレーションも行っているジャン=フランソワ・ラタリコによる作品解説の日本語訳、オペラ研究家の岸 純信氏による書き下ろし解説、歌詞訳を掲載予定。(輸入元情報)

【収録情報】
● グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』全曲
(1762年ウィーン初演版/歌唱:イタリア語)

 ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー/オルフェオ)
 エルザ・ドライジグ(ソプラノ/エウリディーチェ)
 ファトマ・サイード(ソプラノ/愛の神)
 イル・ジャルディーノ・ダモーレ(ピリオド楽器オーケストラ&合唱団)
 ステファン・プレフニャク(指揮)

 録音時期:2023年1月23-29日
 録音場所:ワルシャワ、ポーランド放送第2スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 ※ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書、歌詞訳 帯付き(輸入元情報)

参考動画 サンフランシスコ・オペラでの上演トレーラー

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