ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、シューベルト:『未完成』 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル(1978 ステレオ)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT289
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
1978年ウィーン・ライヴ衝撃の復刻第2弾
ムラヴィンスキー未亡人所蔵のステレオ音源使用!


ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホールでチャイコフスキー、ショスタコーヴィチ、ブラームス、シューベルトの交響曲などを演奏しました。これらはドイツ・オイロディスクからLP発売され、さらに日本のビクターからもLP、ついで1985年にCD発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいささか不満を残したものでした。
 それを今回、ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。
 当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜しくもカットされていたようです。
 ALTUSでは、新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤で会場ノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほどの名演が姿を現しました。ご期待下さい。

まず、ショスタコーヴィチ。第1楽章の冒頭の、何という凄まじい音だろうか。ここだけでも他の指揮者を完全に圧倒している。平林直哉

ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、ウィーン楽友協会大ホールで1978年6 月12日と13日に行なったコンサート・ライヴ。この時の録音がかつてLP、CDでリリースされた際、シューベルトの『未完成』とショスタコーヴィチの交響曲第5番は、同日のチャイコフスキーの交響曲第5番やブラームスの交響曲第2番に比べれば、録音の不鮮明さが少ないとされてきました。しかし、今回新音源からのマスタリングで、その驚くべき実像が明らかになりました。
 両曲ともムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、このアルバムは本当に凄いです。『未完成』第1、第2楽章両者冒頭の緊張感に満ちた弱音とそのニュアンス、展開部等でみられる徐々に音量を増していく際の、恐ろしいまでの厳しさ、そして第2楽章終結部の天国的な清明さなど、神の手以外に考えられない至芸。ショスタコーヴィチの5番も、冒頭から異様な緊張感に満ち、強音では牙をむくような激しさ。全体にスピード感に満ちていますが、どんなに細かなパッセージも1つの楽器が奏でているようなアンサンブル能力が超絶的。ムラヴィンスキーの本当の凄さを実感させてくれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』D.759
・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 Op.47

 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 
 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮) 

 録音時期:1978年6月12、13日(ウィーン芸術週間)
 録音場所:ウィーン楽友協会大ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 使用音源:アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ

総合評価

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4.5

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未完成はムラヴィンスキーの演奏に尽きる。...

投稿日:2024/01/20 (土)

未完成はムラヴィンスキーの演奏に尽きる。私が知ってるのはレニングラードライヴ、ウイーンライヴ、東京ライヴ、大阪ライヴの4つ。音が一番いいのは大阪。次はレニングラード、次はウイーン。一番よくないのが東京。でも演奏はウイーンが一番すごみがある。だからファーストチョイスは大阪かウイーンか迷うところだ。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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これもまたわたしにとってとても大切な録音...

投稿日:2023/07/28 (金)

これもまたわたしにとってとても大切な録音。わたしに「ムラヴィンスキーの天才を教えてくれた」録音だから。わたしが最初にこのCDを購入したとき、このCDは決して高く評価されてはいなかった。ムラヴィンスキーの「未完成」のCDはむしろ他のほうが評価は高かった。これはウイーン音楽祭にムラヴィンスキーが参加したときの録音だが、録音状態はパッとしなかった。だけど最初に聴いた時、「未完成」の序奏が終わり一瞬の間の後主部が弦で奏でられたとき、首の後ろの産毛が総毛立った。ゾッとした。この人の知識の巨大さに。この演奏の凄さに。それまでもわたしはムラヴィンスキーはすごいと思っていた。あのチャイコフスキーには感心していた。だがあの瞬間わたしは本当の意味でムラヴィンスキーの天才を理解した。ムラヴィンスキーがいかに恐るべき指揮者であるか、そしてそもそも我々ごく普通の人間がムラヴィンスキーを語ることのむなしさを。

Q さん | 埼玉県 | 不明

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ムラビンスキーという名前ばかりが先行して...

投稿日:2023/02/28 (火)

ムラビンスキーという名前ばかりが先行しているのではないだろうか。面白さなど微塵も感じない。 むしろ、失速・墜落してしまいそうなイメージで不安になる。

ふに さん | 千葉県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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