チェンバロのための作品集 ハンス・ピシュナー(10CD)
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Human@TheEarth | 愛知県 | 不明 | 2024年05月21日
大時代的なバッハです。 今となっては、荘厳な、現代チェンバロの、重い演奏です。まあ、これはこれで、いいのではないかと思います。聴いていて疲れるというか、身構えてしまいます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ROYCE | 神奈川県 | 不明 | 2020年05月11日
使用楽器はモダンチェンバロ(ノイペルト)。出てくる音は柄が大きくて低音域は鈍重、高音域はシンセサイザーみたい。今となってはかえって希少価値がある楽器かもしれない。演奏スタイルは楷書体の謹厳実直なもの。カール・リヒターやヘルムート・ワルヒャと同じ路線で、ピシュナーも頑固さでは負けていない。古楽器ブームが起きる前はこういうものものしいバッハ演奏が尊重されていたのだ。演奏スタイルは随分と古めかしくなってしまったが、この録音全体にあふれている真摯な姿勢、生真面目さが醸し出す端正な雅趣は時間の経過によって古びてしまうものではなく、今でも傾聴に値する。軽快なスピード感や意表を突く演出を売り物にする古楽器演奏と対照的な渋くて重厚なバッハも悪くない。102歳で大往生した演奏者の100歳記念盤とのこと。100歳の誕生日を祝うためのCDなんて前代未聞、これが最初で最後かも。録音はステレオが大半で、モノーラルも聞きやすい音質で不満はない。1台のチェンバロのための協奏曲のバックは、クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団(現在のベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)で、なかなかの聞き物。2〜4台のチェンバロ協奏曲のバックはクルト・レーデル指揮のドレスデン・シュターツカペレ。こちらもまろやかな音でそつはない。ソロにはヴェイロン=ラクロア、イゾルデ・アーグリム、ズザナ・ルイジッチコーヴァラが参加している。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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