昨年は「エヴァ：破」や「サマーウォーズ」などアニメ映画の当たり年でしたが、私にとって一番の収穫は「マイマイ〜」でした。興行的にはふるわず、ＤＶＤ化も危ぶまれていましたが、ようやくこの夏発売されました。おかげで劇場に足を運ぶことがむずかしい両親にもこの映画を観せることができました。ジブリもこの作品のスタッフのような後継者を育てるべきだったと思います。ＢＤ化もお願いしたいところです。

映像と音楽の素晴らしき融合。この名作をこの低価格で！　びっくり即買いです。LDのコレクターズBOXのようなおまけはありませんが、本編だけで充分MUSTBUY。

今までにない、ユニークなＣＤです。アニメの声優さんたちが、それぞれのお国言葉で、コクるというもの。方言の表情豊かな側面を知るのに格好な２枚組セット。お買い得です。

めっちゃオモロイでえ。

あくまでも個人的な事だけどアニソンに関してはフルサイズは必要がない。実際にTVでながれていたヴァージョンに愛着があるので、やはりここで聴けるTVサイズヴァージョンが一番しっくりきます。（なかにはガッチャマンファイターのようにただ単にフルサイズを編集ものもありますが）ただ、いなかっぺ大将、てんとう虫の歌、一発貫太くん、といったところが収録されていないのが残念。しかし以前なら作品ごとに揃えるか、ビデオやDVDから音だけ拾わなくちゃならなかったから、このシリーズはかなり重宝しております。 あとは日本アニメーション篇、東京ムービー篇などをだしていただけたら嬉しいんだけどなぁ・・・コロムビアさん、よろしくお願いします！

深作欣二監督がスターウォーズに触発されてが作成したという、曰く付きの映画の音楽です。「リアベの騎士」はショスタコーヴィチに酷似しており、それだけでも(話の種に)聴く価値があります。

　なかなか良い演奏です。所謂スタジオミュージシャンによる演奏と思いますが、一音一音丁寧入魂と言った趣です。今でこそ日本が世界に誇る大衆文化として認知されていますが、当時のアニメは「良い子は見ない」という扱いでした。そのような扱いを受けている作品群のBGMにこれだけ気合の入った演奏をするとは!!　星を5つでなく4つにした理由は3つ。1)　モノラルであること、2)ややパリパリしたマスタリングで耳が疲れること、3)最終回大詰めの地球滅亡の危機の場面の音楽が収録されていないこと、です。

この作品を通して全話見ましたが、非の打ち所がありませんでした。倉田英之さんの脚本は耳に心地よく何とも言えない優しい雰囲気を醸しだし作画もきめ細かくて丁寧そして何より演出のセンスの良さが光ってました。スタッフの方々は原作をよく理解して尊重してこの作品を作っていると思います。原作もこの映像作品も奇をてらわずオーソドックスで、ある種、古典的とも言える正統派な作風と思います。スタッフのかたがたの原作に対する尊敬と愛情を感じます。作品のクオリティから考えるとBDで販売するべきだが、セキレイにしろ、この作品にしろ第一巻のタイミングが若干早かったので仕方ないだろう。アニプレックスさんが悪い訳ではないだろう。ちなみに私は完全限定生産品を全七巻購入しましたが第二期はBDでお願いしたい。他の作品と比較した場合、けいおん！などは第二期は「必要あるのかな？」と考えてしまう。第一期でこの作品として描きたい事は、ほとんど描き終ったのではないかと。もちろんより良い作品となる可能性もあるでしょう。第一期が素晴らしかっただけにパワーダウンしたらいやだなと考える。対して「 かんなぎ」は続編が作られるべき作品と思います。

映画を観て、その内容よりこのｻﾝﾄﾗに心奪われ（まぁ、映像見たから余計揺さぶられたのでしょうが）、直ぐ聞きたく直ぐ買いに走ったくらいです。ﾄﾞﾗﾑではなく太鼓、それがきいてます。そしてﾎﾞｰｶﾙは民謡ばたの方達らしいですが、なる程この方達ありきなんだと納得。それでいて無国籍。なんと言えばよいか、超高度な文明を持ってた遺跡の祭壇前に一人佇んでる（陳腐ですみません）そんな神密的な感覚に陥ります。

アニメ音楽史上、燦然と輝く金字塔。これほど美しく、これほどパワフルで、これほど泣けるサントラはない。と、いうのはリアルタイム世代の過剰な思い入れとしても、クラシック、ロック、ジャズ、歌謡曲が非常に高度に溶け合った他にかえがたい音楽集。かなうなら真の古典としてオリジナルのまま再録音してほしい（アレンジしすぎたPRISMIXは不発だった・・・）。イデオンのサントラだけは使命感で再発のたんびにかっています。LPから初発のCD含め、8/26発売された総音楽集に至るまで全て購入しています。この音楽集が埋もれないよう・・・。で、すぎやまこういち氏は09年9月現在、まだ御存命のはずです。