じゃがいも好きにはたまらない本。「じゃがいものクリーム焼き」は何度も作りました。アートディレクション、撮影、スタイリング、カバー絵のメンツが豪華で、本としてかなり贅沢な料理本。

本屋さんで見かけて購入しました。結構分厚いです。レシピ本ではあるけれども、エッセイの風味もあって、何度も読み返したくなる本になりました。

日々ごはんシリーズの「帰ってきた日々ごはん�C」。 いつも通りの、ごはんのメニューがページ右肩にのっかっている日々の日記帳エッセイ。 スイセイさんとの暮らしの中で気がつく、もしくは気付かされた家族のワンシーン。 出版社とのやりとりなんかの仕事のことと、野菜のアク抜きみたいな料理のことが、おんなじ比重で書かれている感じが好きです。 スイセイ解説ごはんに「結婚さえしたらなにもかもうまくいく、とは限りません」と書かれていたことが、今になって気がついて。切ないですね。

3歳の子どもと一緒に読みました。最近下の子が産まれたので中々遊んであげれず本も読んであげれなかったのですが大きい文字なので興味を持っていたひらがなを一緒に読みながらおにぎりが出来るまでをとてもたのしそうにみてました。実際に絵本を見ながらおにぎりも作って子どものお気に入りの本の一冊になったのでよかったです。

ずっとだらだらと寝てしまったり、料理家なのにしょっちゅうインスタントラーメン食べちゃったり。そんな人間くさい日々の暮らし、読んでいて飽きません。

野菜そのものの素材の味を、限りなくシンプルな行程と調味料だけで無限大に引き出してしまう。これぞ高山なおみの真骨頂だと思います。

日めくりで日々の高山さんの様子やその時々に作る料理がどれも惹かれてしまいました。素朴で美味しそうな料理と淡々と書かれた文章がすとんと自分の頭の中に入ってきて心地よかったです。読みやすい文章なので合間の時間にぱらぱらとめくってちょっと読んでと少しずつ楽しんでいます。

「読む」と「聴く」、そして絵本『どもるどだっく』インタビューと、盛りだくさんの内容です。「読む」では、高山なおみさんが読んだ好きな本が彼女の言葉で語られています。「聴く」では、絵本編集者の筒井大介さん、写真家の齋藤陽道さん、画家の中野真典さん、それぞれとの対談です。なおみさんの神戸の自宅で行われたお話しは、知らない世界が開けるような面白さでした。本の中は、レイアウトや、写真などが凝っていて、じっくり味わいたくなるものでした。

読後はほっこりとしてしまいました。どれも興味が湧く料理ばかりでその料理を作る背景がまたとても興味のそそる話ばかりで夢中で一冊読んでしまいました。早速スパム風おにぎりを作って美味しかったです。料理一つ一つ大事に作ろうって思える本でした

2巻目も凄くよかったです。作者の書く文章が本当好みで、また作る料理がどれも魅力的でよかったです。気抜けごはん、どれも参考にさせてもらって少しずつ作りたいと思います。