音と詩で、丁寧に形成された、深く暗く壮大な世界観。聴くたびにその世界観に感動し、心が浄化されたような気分になります。● DarkSide..ﾀｲﾄﾙは邦題より原題の方が哲学的で好きです。

何よりジャケットが素晴らしすぎる！

あまり長くないのがロックバンドの寿命か。名作といわれる“THE WALL”からして商業的でその後のロジャー脱退後のアルバムなんて当時から少しも価値を見出せず、いまもって見出せない。ギルモアひとりで往年のPINK FLOYDの屈折度を演出するなんてできないよ。

「狂気」は、SACDを頻繁に聴いています。LP及び通常CD２種(90年代再販分とそれ以前の物)も手元にありますが、いずれもSACD（CD層ﾄﾗｯｸも含む）に勝る音質ということは、ありません。　前の方のご指摘は、ｱｳﾄﾌﾟｯﾄ部（ｽﾋﾟｰｶｰやﾍｯﾄﾞﾎﾝ）の構造と、特定の音の周波数帯がﾄﾞﾝﾋﾟｼｬの相性だったということではないでしょうか。　ところで、私もﾘﾏｽﾀｰが「絶対」とは思いませんが、ﾌﾛｲﾄﾞの90年代再販分は良品です。それに、ﾌﾛｲﾄﾞ作品の非ﾘﾏｽﾀｰ盤中古市価は千円程度（一枚組）ですので、このBOXは、紙袋代としても、かなりの割高と考えます。

「The　wall」と並んでピンクフロイドの最高傑作だと思う。歌詞の深さも音楽性も「狂気」を超えていると個人的に思う。特にロジャーのシドへのメッセージは心を打つ。最も「ここにいてほしい」人物が、個人的な問題でドロップアウトしてしまったことに対する憤りとやるせなさ・・・その愛情と交錯したロジャーの複雑な思いが素晴らしい音楽とともに胸に迫る。 ロジャーの「In　the　Fresh」というLIVEで、シドがスクリーンに映し出されたシーンが脳裏に焼きついて離れない。

フロイドやＺＥＰクラスの超大物になると生半可な企画ではファンは納得しないといういい見本でしょうね。音楽性は全く違うＺＥＰも今回古いマスターをＳＨＭ-ＣＤ＆紙ジャケ化してお茶を濁しているが、やはり反発も凄く多かったね。このフロイドのＢＯＸも忘れ去られているけど、少なくとも熱心なファンが喜ぶものを企画販売してよ、お願いだから！

演奏の断片が並べられているという印象。曲としてまとまっているのはM12の他、合計で数分間に過ぎない。これでは、どのように深い内容であったとしても、殆どの聴き手には伝わるまい。果たして、聴き手に伝えたい明確なﾒｯｾｰｼﾞや意欲があったのかさえ疑わしくなる作品。

買わない。仮にも発売国を日本とするなら、ちゃんと過去の紙ジャケと同じ仕様で出してほしい。輸入盤にシールを貼り付け、解説があるのかは知らないが。しかし何故、EMIジャパンはプレミアになったまま値段が高騰しているのに、紙ジャケをアンコールプレスしないのか？やる気が見られませんな。今回のボックス購入のみでもいいから完全にアンコールプレスとして販売してほしかった。気長にLPでも聴いてます。

リマスターで音質は大幅によくなりましたね。非常に聞きやすくなった分、心地よすぎてしまうかな。タイトルの「鬱」はちょっと違うと思うけど、要はサウンドです。

いい曲がそろっています。これらの収録曲が気に入った人は、輸入盤か何かで「ﾎﾟｲﾝﾄ･ﾐｰ･ｱｯﾄ･ｻﾞ･ｽｶｲ」も是非、聴いて下さい。「ｱｰﾉﾙﾄﾞ…」や「ｼﾞｭﾘｱ…」級の佳曲で、ﾋﾞｰﾄﾙｽﾞの「ﾙｰｼｰ･ｲﾝ･ｻﾞ･…」に似たｻﾋﾞです。　ところで、確かに、ｼﾞｬｹｯﾄは昔の手描きの方が良いと思います。