もうQueenという名に固執しなくてもいいと思うんだけどなぁ。このアルバムは、世界最高のロックヴォーカリストと元クイーンの二人が作り出した、とても質の高い作品です。

ブライアン・メイは、クィーンの看板がないとマス・メディアから注目されないミュージシャンなので、仕方がないのです。許してあげて下さい。なお感想としては、クィーンを名乗るほどのものではないと言ったところですね。ポール(+ Paul Rodgersの分)の内容は良いと思います。

777と日本酒は自分の投稿ですが、何か勘違いされて感じている方が、いらっしゃる様ですね。このｱﾙﾊﾞﾑの自分なりの意見を述べただけで有って、このﾕﾆｯﾄを非難している訳では無いのにな…全く。70年代のQueenや影響されているﾊﾞﾝﾄﾞを聞けば良いか…。それは各個人の考え方の違いだから、それを押し付けるのは絶対に良くない。尊重が大事です。さて本題。2005年のﾗｲｳﾞ盤が良かったから、期待感が大きかった部分も有った。でも予想外に詰まらなかっただけ。それだけの事です。

あの4人のQueenでは確実に無い。でもロックアルバムとしては良い出来です。純粋に「May/Taylor＆Rodgers」という内容で、そう思って聴くべき。曲も各々のプレイも素晴らしい。フレディのQueenを求めるなら聴かない方が良いのでは。フレディとポールを比較するのもナンセンス。まったく別ものだから。 nobさんのコメントに言いたい。好みもあると思うが、ポールは決して「平凡なボーカル」などでは無い。絶対にそれは無い。

フレディーの死後、過去の焼き直しと実りのないソロ活動に終始していた彼らが、60歳にしてこんな前向きで強力なロックアルバムを作ったこと自体、ザ・ミラクルです。ブルージーなポールのボーカルが渋くて最高！とにかく本物のQueenの新譜が再び聴けるとは何たる幸せ。

最高！と評価する人の書き込みを見ると、明らかに見当違いの決め付け方をしていると思う。クイーンらしさ＝昔のクイーン、だなんて短脈的に考えるのは止めて欲しい。単純にスリルやエキサイトが無く、目新しさ皆無のがっかりアルバムだった。 ポールの歌は上手いね。それだけ。

このアルバムに否定的な方々の聴くべきアルバムは、もうすでに30年も前に発表されています。 本作は、『クイーンのプレイする新作が聴きたい』方向けに作られたものではないでしょうか。 クイーンならびにポールはまぎれもなく本物の『アーティスト』ですので、日本のプロ音楽デザイナー達の手法のように、顧客に買ってもらおうという視点で、昔のクイーンっぽい『商品』を作って喜ばせよう、とはしていないのでしょう。(もちろんセールスを度外視している訳ではないですが) やろうと思えば出来たはずですが、私はこの『作品』が大好きです。

本物の『Queen』がプレイする『新作』であることに価値が感じられず、いかにもクイーンクイーンした『クイーンっぽい』商品をお望みの方は、ヴァレンシアあたりをお求めになるのがよろしいかもしれません。『クイーンらしい』をお望みなら、戦慄の王女から華麗なるレースあたりがオススメです♪

バッド・カンパニーそのものじゃないですか！ でもブライアンのギターが聴けたから良しとしよう！！

違うとわかっているのにやっぱりQUEENを期待してしまった。何が悪いというわけではないが、かつてのQUEENの新譜にあったあのドキドキ感が全くなかった。あれはFreddieの柔軟な発想とJohnのPOPセンスの賜物だったと改めて思った。別名義なら納得だが、別名義なら買わなかったかも知れない。これが複雑なファン心理というものか。