Junichiro Tanizaki
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Junichiro Tanizaki Review List

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Customer Reviews

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  • 谷崎文学はよくマゾヒズムやフェティシズムをモティー...

    Posted Date:2021/07/09

    谷崎文学はよくマゾヒズムやフェティシズムをモティーフにした作品が多いが、この小説もそのひとつ。この主人公の行為はマゾヒズムなのか、それとも究極の愛なのか。どちらにせよ私には到底出来ない行為です。女性の心理を強烈に描写したこの作品も谷崎文学の名作だと思います。

    Yuki .

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  • 谷崎潤一郎さんといえばまず『細雪』が思いつきます。...

    Posted Date:2021/07/08

    谷崎潤一郎さんといえばまず『細雪』が思いつきます。『痴人の愛』は1924年の作品ですが文章も読みやすかったです。内容はとにかく主人公にいらいらしますが、それだけ「ナオミ」の描写が特筆しているんだと思います。今でもこの様な男女はきっといるんでしょうね。この作品も名作だと思います。

    Yuki .

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  • 冒頭では自天王様の伝説や三種の神器に少し触れたり、...

    Posted Date:2021/06/22

    冒頭では自天王様の伝説や三種の神器に少し触れたり、土地の歴史的な背景や由緒について語られ、好奇心がかき立てられる。その二の妹背山からは風流な表現が一気に加速する。文章で辿りゆく美しい風景、行楽の感覚が描写に行き届いている。全体に流れている雅致なる空気感。実際に風情や興趣をおぼえながら、水の流れや、山のたたずまいを、言葉を通じて巡りゆくような味わい。素晴らしい景色が目の前に広がり来るよう。行きどまりの山奥に近い吉野郡の僻地、悠久な山間の村里、深い霊気と日光、いにしえに対する崇敬と思慕の情が溢れている。謡曲『国栖』の舞台についてや、地唄『こんかい』についての解釈の展開もあったり、『御前申す』『べるべど』と云う岩についての記述も興味深く、全体通して美麗な文章で旅気分も得られて、あらゆる要素を堪能出来る名作です。

    seigo-hk . |40year

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  • 本文はもちろん最高です。 写真もきれいです。 残念...

    Posted Date:2021/06/13

    本文はもちろん最高です。 写真もきれいです。 残念ながら本文と写真とのコラボレーションの必然性が感じられません。 構成した人の趣味が疑われます。 内容は5つ星ですが、、、

    hama .

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  • 文庫本持っていましたが、結局この繁も買ってしまいま...

    Posted Date:2021/06/13

    文庫本持っていましたが、結局この繁も買ってしまいました。 初版と同じ版元の春陽堂書店から復刻されたのは驚きました。 大型で大変見やすいほんです。 多少高価でもOKです。

    hama .

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  • ここにあるのは日本人の美意識であるが、私にとっては...

    Posted Date:2021/04/11

    ここにあるのは日本人の美意識であるが、私にとってはそれだけでなく、ものやことの本質についてまで考えさせられる奥深い作品となっている。

    せごびあ .

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  • 『細雪』は第二次世界大戦中に書かれた長編小説。大阪...

    Posted Date:2021/03/06

    『細雪』は第二次世界大戦中に書かれた長編小説。大阪の旧家を舞台に、四姉妹の日常生活、特に控え目な性格の三女・雪子のお見合い話をメインに綴られていきます。対照的に四女・妙子は奔放な性格。最後の決着の付け方はヘミングウェイの『武器よさらば』にも似た部分があって、男性作家がやりがちなパターンかもしれない。作品中には桜の花見に出かける印象的なシーンがあって、毎年3月くらいになるとこの作品を思い出します。

    タカノブ .

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  • 長らく絶版となっていましたが、ようやく増刷されたの...

    Posted Date:2021/02/27

    長らく絶版となっていましたが、ようやく増刷されたのですぐにかいました。 表紙と挿絵は水島爾保布、モダニズムです。

    hama .

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  • 谷崎潤一郎の小説は、結構クセのある男女が登場し、文...

    Posted Date:2013/08/01

    谷崎潤一郎の小説は、結構クセのある男女が登場し、文体も目まぐるしく変化するので、個人的には読みにくさを感じることがあるが、随筆はいたってシンプルに書かれていて読みやすい。表題作である「陰翳礼讃」をはじめ、谷崎の随筆は最も美意識が表れている分野だと思う。

    メロンパン .

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  •  大正時代の谷崎潤一郎は、秘密を謎をテーマに帝都東...

    Posted Date:2009/11/24

     大正時代の谷崎潤一郎は、秘密を謎をテーマに帝都東京の闇の部分に妖しい光を当てた作品が多かった。  その多くの作品は、後の江戸川乱歩が得意としたエロ・グロ・ナンセンス趣味の作品が多かったが、「途上」という作品はプロパビリティの犯罪(可能性の犯罪)を扱った当時海外の作品の中でも画期的な本格探偵小説として仕上がっている。  この後作者は関東大震災を機に関西へ移住。直接的な秘密と謎を主題にした作品は徐々に影を潜め、日本文化の琴線に触れるような後世に残る名作を連発していくが、それでも要所要所でその名作のなかに謎解きに類する味付けをしたものが散見できる。  戦後作者自身を投影したような高齢者を主人公にした名作があったが、その作品のクライマックス、主人公の死因について探偵小説的謎の提示をする件がある。(あえて作品名は伏せる。判る人には判ると思う。)  後の、江戸川乱歩はプロパビリティの犯罪(可能性の犯罪)をとり扱った「赤い密室」という作品を発表しているが、本作品は谷崎のこの時代の文学に触れたことがない人に、「江戸川乱歩の未発表作品集」と銘打って発表しても納得してしまうくらい、江戸川乱歩の作品とクロスオーヴァーしているし、正当に判断するのであれば、江戸川乱歩は谷崎潤一郎の後継者であったことを確認できる作品集である。

    白塗りのサル .

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