セルジオ・アッツォリーニ/ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集 第5集
2021年02月26日 (金) 16:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ヴィヴァルディ・エディション Vol.66
演奏によって底なしに化けるヴィヴァルディの魅力!
目を瞠る超絶技巧はもちろんのこと、アッツォリーニの斬新極まるアイデアてんこ盛り
劇的なまでの創意、強烈に不敵な前衛性!
超絶技巧と熱狂、前衛性に満ちたヒリヒリするヴィヴァルディ! 凄腕ファゴット奏者アッツォリーニのソロが唸りまくるファゴット協奏曲集、第5弾です。バックは第4集から共演しているロンダ・アルモニカで、木管楽器、テオルボ、リュート、ギター、ハープ、オルガン、チェンバロなどを駆使した大き目の編成をとっています。木管楽器の追加は当時ヴェネツィアで一般的に行われていたもので音響に刺激と彩りを与え、かつ独奏ファゴットとの親和性も獲得。オルガンやリュートのあっと驚く用法にも注目です。
ファゴットのために異例なほど多くの協奏曲を見事な完成度で書いたヴィヴァルディ。どの曲もヴァイオリン協奏曲と同じように多分に技巧的でありながら霊感にあふれ、鮮烈なイメージを想起させるドラマ性を内包した楽想を持ち、演奏如何によってはどこまでも面白くなる底なしの魅力を持った音楽です。音響デザインの前衛作品のごときオーケストラと、その中から飛翔する史上最高に輝かしいファゴットが織り成す迫真のドラマ。アッツォリーニの創意あふれる作りこみ、研ぎ澄まされたアイデアの数々がこれらの作品に新たな命を吹き込みます。
いくつか挿入された大胆不敵なカデンツァは、アッツォリーニがヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の楽譜を研究して編み出したもの。ピゼンデルが筆写したと思われるヴィヴァルディ本人の手による「RV.202」のカデンツァなどを基にしたこだわりのカデンツァです。また「RV.497」ではオーケストラを「安らぎ」と「憂鬱」を対比させる2重合奏として編成、特殊な効果を上げています。
「ヴィヴァルディは非常にシンプルでありながら、同時に非常に奥深い音楽を書き、私たちを感動させることができます。誰の心をも震わせることができ、不滅の希望を与えることができる、計り知れない天才だと確信しています」〜セルジオ・アッツォリーニ(輸入元情報)
【収録情報】
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集 第5集
● イ短調 RV.497
● ハ長調 RV.476
● ヘ長調 RV.486
● ニ短調 RV.481
● ハ長調 RV.467
● ヘ長調 RV.489
● ハ長調 RV.479
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット、指揮)
ロンダ・アルモニカ
録音時期:2018年8月
録音場所:イタリア、ソレジーナ、アリアデッロ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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