【発売】ヴェロニカ・エーベルレ、ラトル&LSO/ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

2023年04月18日 (火) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


ヴェロニカ・エーベルレ、ラトル&LSOとベートーヴェンの協奏曲を録音!
気品あふれる美しく輝く音色


ヴェロニカ・エーベルレの協奏曲デビュー盤が登場します。気品ある輝きに満ちた魅惑の音色、フレーズの端々に感じられるやさしさと愛らしさ、そして言うまでもなく完璧な技巧のエーベルレによる、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。カデンツァはヴィトマンによるものというのも注目です。指揮はラトル。エーベルレは2006年にベルリン・フィルとベートーヴェンの協奏曲を演奏して一挙に世界の注目を集めましたが、その時の指揮者もラトルでした。エーベルレにとって最高のシェフを得ての録音実現といえるでしょう。ラトルがLSOから引き出すあたたかくも明るい音色の冒頭から期待に胸がふくらむ中、彼女の魅力がこれ以上ないかたちで発揮された内容となっております。
 エーベルレのソロが素晴らしいのはいうまでもありませんが、注目なのがカデンツァ。イェルク・ヴィトマンがこのエーベルレとラトル&LSOの録音のために書いたカデンツァを演奏しています。ベートーヴェンの素材がたくみに調理されたモティーフを重ねながら、種々の奏法が盛り込まれた超絶技巧のカデンツァ。ベートーヴェンがこのヴァイオリン協奏曲をピアノ協奏曲に編曲した際に書いた、ティンパニとヴァイオリンソロの対話も印象的なカデンツァに倣って、ここでもティンパニが登場しますが、さらにコントラバスも加わり、時に三者による演奏の場面もあるなど、充実のカデンツァは必聴です。そして何よりエーベルレが最高に活き活きと演奏しています。
 カップリングはベートーヴェンが1790年頃に書いたヴァイオリン協奏曲。Allegro con brioの断片(259小節) が残っているだけの作品で、補完したかたちで演奏されることもありますが、ここではベートーヴェン筆による残された部分まで(未完) を演奏しています。エーベルレが奏でる抒情的な旋律の美しさに魅了されます。ディスク全体をとおして、エーベルレの歌がこの上ない美しさと気品に満ち、さらに完璧な技巧で圧倒されます。ラトルのベートーヴェンへの細やかなアプローチ、それにこたえるLSOのアンサンブルの妙、すべてが理想的に融合した演奏です!(輸入元情報)


【収録情報】
ベートーヴェン:
● ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(カデンツァ:イェルク・ヴィトマン)
● ヴァイオリン協奏曲ハ長調 WoO5〜アレグロ・コン・ブリオ(断片)

 ヴェロニカ・エーベルレ
(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「ドラゴネッティ」、1700年製)
 ロンドン交響楽団
 サー・サイモン・ラトル
(指揮)

 録音時期:2022年3月11,12日
 録音場所:ロンドン、LSOセント・ルークス、ジャーウッド・ホール
 録音方式:ステレオ(DSD)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

【ヴェロニカ・エーベルレ】
1988年、南ドイツのドナウヴェルトに生まれ、6歳でヴァイオリンを始める。その4年後、ミュンヘンのリヒャルト・シュトラウス音楽院のジュニア・クラスに進み、オルガ・ヴォイトヴァに師事。クリストフ・ポッペンに一年間個人レッスンを受けた後、ミュンヘン音楽大学に入学し、2001年から2012年までアナ・チュマチェンコのもとで研鑽を積む。2006年のザルツブルク・イースター音楽祭で、ラトル指揮ベルリン・フィルとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏、一挙に世界の注目を集める。
 2003年にマインツで開催されたイフラ・ニーマン国際コンクールで1位に輝き、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭とメクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭では聴衆賞を獲得した。また、2011年から2013年までBBCラジオ3の新世代アーティストに、2010年から2012年までドルトムント・コンサートホールの「ユンゲヴィルデ」アーティストに選ばれた。
 長年にわたり、日本財団、ボルレッティ・ブイトーニ・トラスト(2008年にフェローシップ)、若いソリストのためのオルフェウム財団(チューリッヒ)、ドイツ音楽生活財団(ハンブルク)、ユルゲン・ポント財団(フランクフルト)など、多くの権威ある団体から支援を受けている。使用楽器は日本音楽財団から貸与された1700年製ストラディヴァリウス「ドラゴネッティ」。(輸入元情報)


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