Top 100 Japanese pops Artists - No.97

2003年8月26日 (火)

1993年に結成され、わずか2年という短い活動期間でシーンに旋風を起こしたキングギドラのメンバーとして早くからその才能を開花させ、日本語におけるラップを新たな次元へと引き上げ、シーンの拡大に貢献した立役者Zeebra(ジブラ)。”鼻息荒い縞馬”の愛称でもお馴染みの男。
ソロとなった現在においても常にトップの座に君臨し続け、ひたすら上のレベルを追求する姿勢に共感を覚えるリスナーも数知れない。ヒップホップに限らず、他のアーティストからの信頼やリスペクトも厚く、自ら手掛けた作品に加え、数多くの客演も残している。最近では今井了介とのプロデュースユニットFirstklazとしても活躍中。

また、日本のみならず世界にアピールするジブラは、キングギドラ時代より多数の来日アーティストのフロントアクトを務めている。その確かなスキル(技術)で、しばしばメインアクトを喰うステージを見せ、外タレを驚嘆させることも実力の証。

97年、真昼間でソロデビュー。すでにその人気&実力はお墨付き。その後、98年待望のファーストアルバムRhyme Animalをリリース。日本のヒップホップシーンにその名を刻む名盤となった。

1999年に入ってもステージは数本、内容ともに充実。 99年2月リリースのThe Rhyme Animal Remix E.P.2で、Dragon Ashの降谷氏にリミックスを依頼以降、Dragon AshGrateful Daysへのフューチャリング参加と彼らのツアーファイナルでのライヴへの参加(10月17日横浜アリーナ)、7月から8月にかけて行われた初のFUTURE SHOCKレーベル・ツアー 『SHOCK TO THE FUTURE』にももちろん参加。各方面で話題に。

そしてNIKEのNBAジャパンプロモーションの一環として、HIP HOPクラシック"Rapper's Delight"をもじった"Player's Delight"というテーマでTwigyDev LargeとともにCMにも露出(ヴィジュアルはイラストレーター若野桂氏によるNBAプレイヤー)。
そして99年末から2000年初めにかけて、Sugar SoulDj Hasebeとの約3年ぶりになる コラボレーション企画、Siva 1999ZEUS 2000(両曲とも大ヒット御礼)をリリース。各方面で反響を呼ぶ。

そして彼の代表曲ともなったシングルMr.Dynamiteをリリース。その後、豪華ゲストラッパーを迎えたセカンドアルバムBased On A True Storyをドロップ。大ヒットを記録する。

2002年にはよもやのキングギドラの復活により、アルバム最終兵器をリリース。おなじみの攻撃的なリリックで”DIS”という流行文句まで産み出す。
その後、ソロとしてシングルを多数リリースし、サードアルバムに向け着々と進行中。またFirstklazとしても活動も本格化し、数々のコラボレーションを展開中。とにかくやはり、彼の残した功績は日本のヒップホップ・シーンにはかなり大きい。それはヒップホップをメジャーに押し上げ、スタイルを提示するという意味でも、彼のスタイルはかっこよく一際輝いていた。今後の更なる進化にも期待!

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....