Top 100 Japanese pops Artists - No.62
2003年9月30日 (火)
Chage&Askaのヒット曲といえば、Say Yes、Yah Yah Yahがあまりにも有名 で、音楽シーンのみならず、日本での社会現象にもなったほどだが、それ以外の楽曲を知らないという最近のファンから、 年季が入っている往年のファンまでとにかく幅広い年齢層から認知されているChage&Aska。 これらのヒット曲により同時代の共通点というものをわれわれに与えてくれた彼らはまさに日本を代表するアーティストといっても過言ではないだろう。そのヒット曲以外にも優れた楽曲を多く生み出しており、Love Song、Walkや 古くはモーニングムーン、そして万里の河などはファンの中で長年支持されている名曲である。 あるいは、終章、On Your Markなども深く胸に響く佳曲だ。 また、一般にも浸透している太陽と埃の中で、 僕はこの瞳で嘘をつく、めぐり逢い、 恋人はワイン色などもある。
何れも世間のChage&Askaイメージに近いもので、
最近のもので言うと、ロケットの樹の下でや最新のオリジナルアルバムNot at Allなどは、
最近のChage&Askaを代表する曲だと言える。
このように彼らの楽曲にはアッパーな有名曲の裏に何度も聞き込みたくなるようなバラード調の名曲が多い。
新曲・アルバムも作り続け、ライブも結構な規模で行なっている。最新のオリジナルアルバムではシンプルながらも 洗練されたNot At Allを引っさげた、 全84公演のツアー記録Chage And Aska Concert Tour 01<<02 Not At All(DVD/VHS)がリリースされている。 最新のライヴDVDConcert Tour 02-03 The Liveでは恒例のオープニング映像も収録。コンサートの演奏前に本人たちが主演、豪華キャストも主演している約20分のミニ(コメディー・テイストの)映画など遊び心に富んだ充実度でファンの関心をそらさない。
ここ数年、彼らの活動周期は以前ほど頻繁にではないため、ロングツアーを行う分、 楽曲制作やレコーディングに費やす期間も延びていて、 同時に楽曲への“こだわり”もさらに強くなっている。
■Chage & Askaプロフィール
Aska 1958.2.24 福岡出身 A型
Chage 1958.1.6 福岡出身 B型
第一経済大学の同級生として、それぞれ別々のバンドで活動していたが、
第15回ヤマハ・ポピュラーソングコンテスト福岡大会にAskaがチャゲを誘いエントリー。結果、チャゲがグランプリAskaが最優秀歌唱賞
を受賞。
チャゲ が九州大会に進むことになったとき、当時のヤマハのディレクターから「2人で出場してみないか」と誘われ、
“チャゲ&飛鳥”が誕生。
同じ大学だという理由から軽い気持ちで言った一言が、その後のビッグアーティストを生むことになろうとは、思ってもみなかったことであろう・・・。
1979
第17回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会入賞曲ひとり咲きでデビュー。
1980
1stアルバム風舞をリリースし、それを引っ提げての初の全国コンサートツアー。
シングル万里の河をリリース。ロングヒットを記録。
1982
この年のツアーで、現在のChage&Askaのライブの原点ともいえる
オープニング&エンディングムービーを公開。
「あの当時は人と違うことをすることが命題だった。」とあとから振り返ったAskaは言う。
ふたりのキャラクターを生かしたステージングがこの時に生まれる。
1983
この頃に“チャゲ&飛鳥”を“Chage&Aska(90年から、Askaへ変更)へと英語表記に変え、
曲作りのうえでもギターサウンドから鍵盤やコンピューターへと変わっていった。
1984
ソロ活動にチャレンジし始める。
1985
楽曲制作において、打ち込みに磨きがかかり、シングル誘惑のベルが鳴るリリース。
1987
Askaがドラマに出演する。主題歌はAska初のソロシングルMy Mr.Lonley Heart。
同時にこの年はAskaのソングライターとしての能力が世間を席捲する。
その主たるものが光Genjiに提供した曲の数々だった。
1988
アルバムEnergyをリリース。
1989
Chage&Askaにとってデビュー10周年。
存在感のあるアルバムPrideでは
自信と勢いを感じられる作品を発表するなど、後に語られることになる名曲の数々が誕生。
また、この年ツアーを境に約半年間に渡って活動を休止。
1991
この1年は、Chage&Askaを日本を代表するアーティストにした年となった。
Askaのソロシングルはじまりはいつも雨で、
CMソングに起用されたこの曲は大ヒットとなり、
Say Yesは、社会現象を巻き起こすほどの驚異的な売上を記録し
アルバムTreeもそれに続き全盛期を迎える。
1992
2人は再びロンドンへと渡り
アルバムGuysのレコーディングに突入した。
こうしてできたアルバムは、西洋と東洋のメロディーがミックスされ
Chage&Askaならではのメロディアスな世界感に傑作と呼ばれるほど評価が高いものに仕上がっている。
1993
シングルYah Yah Yahはドラマの主題歌として起用され、続くアルバムRed Hillで
再び社会現象を巻き起こす。
この年モナコ音楽祭にアジア代表として参加したり、シンガポールでの熱狂振りにアジアツアーの開催を決意する。その年のツアーでは、
全国70会場をまわり、その終着点としてはアジア(香港・シンガポール・台湾)を回った。
1995
シングル晴天を誉めるなら夕暮れを待てで“Aska=バラード”という定義を打ち破るアップテンポな楽曲になった。
この年はソロからChage&Askaへと活動を展開させる。
1996
長いツアーから完成されたCode Name.2 Sister Moonは、Code Name.1・・・の続編的アルバムとして世に発表された。これらの作品は、メロディーやサウンドのすべてが進化し、音楽性の変化が見られる興味深いアルバムだ。
この年2人は「MTV Unpluged」に立った。そう、宇多田ヒカルが出演して話題を呼んだあのステージ。
アジアからは初の出演、Say Yes、男と女など十数曲をアコースティックアレンジで披露。
彼らのパフォーマンスに、世界中の音楽フリークが喜んだ。
1998
お互いのソロを終始。
1999
3年半のブランクを感じさせず、
レコーディングに入ったふたりは意欲的に制作に打ち込んだ。
「Chage&Askaを楽しんで創れた」
というアルバムNo Doubtは
セルフプロデュースによって完成され、デビュー20周年記念日に世の中へ発表された。
2000
“Chage&Aska 韓日親善コンサート”への出場が決定。
これは韓国政府による文化開放をうけて、オファーされたものだった。
2人はソロ活動や楽曲制作をこのコンサートのために全て費やした。
2001
2年の沈黙を経てロケットの樹の下でリリース。
2002
セルカバーアルバムStampをリリース。あの第ヒット曲を数年経た今、自ら歌いなおし、楽曲の純度をさらに高めた作品。
アルバムリリースごとに、またはアルバムリリースはないものの、その度に素晴らしい
ステージングを披露してきたChage&Askaの国内ツアー。数々のステージを終えたふたりはアジアへと進出する。
ここ数年で、C&Aを紹介するキーワードとして「アジア」が用いられることが多くなったが
チャゲアス=アジアというようにみられるようになったのは、
彼らが行ったアジアツアーの記録的な成功を収めたあたりからであろう。
そもそも、C&Aがアジアでの活動に対して本格的に動き始めたのは、1993年。 そこでは、予想をはるかに越えるC&Aの人気と認知度を体感することになり、彼らの音楽が広く浸透していることを知ったのだった。 その後行われるアジアツアーでC&Aはアジアでのミュージックビジネスの成立を成し得た。 それは日本人としては初の試みである日本と同規模のステージングを行ったことだ。 もちろん、観客との言葉のコミュニケーションも積極的に取り組み、 自分達のメッセージを伝えていった。
その後1995〜96年、さらに規模を増したアジアツアーを行い 、彼らのこの“こだわり”のツアーの成功によって、その後、 多数の日本人アーティストがアジアでライブを行うにあたってもそれはスムーズに進んだ。 受け入れられる場所を特定するのではなく、そこに聴いてくれる人がい限り歌う、という原点があったからこそ、言葉や歴史の壁を越えて 、アジアというビジョンが確立するに至ったわけである。
そして2000年の“Chage&Aska 韓日親善コンサート”。韓国で、日本人アーティストとして初めて、
日本語による単独・大規模コンサートを行った。この意義はとても大きい。
なぜなら現在もなお韓国では日本語CDが解禁されておらず、発売もされていない。
つまり、公式ルートにおいて、C&Aの楽曲、あるいは存在そのものでさえ知ることは難しい。
さらに韓国という国の歴史的背景―。文化開放という名のもとに、この歴史問題を「なかったこと」のように、ただバカ騒ぎするようなライブはできない。
そんな幾多の重荷を背負い、ことをなさなければならない使命感は大きい。
しかし、韓国ライブの映像を見ても、日本のライブの映像を見ても、大差なく
Chage&Askaのパフォーマンスをやってるということは同様に感動できる。
※この韓国ライブの決定と第3次文化開放措置を受けて、日本人アーティストの作品としては初めてOne Voiceが韓国で正規リリースされている。
彼らが国内外を問わず評価されていることをしめるのがOne Voiceのカヴァーアルバム。
Chage&Askaの楽曲を、世界のトップアーティストがカバーする夢のアルバム。イギリスのプロデューサーが
C&Aの楽曲に興味を持ち、そのクオリティの高さ、豊かな表現力に感銘を受け実現した作品だ。
参加アーティストは錚々たる顔ぶれで
故マイケル・ハッチェンスや、チャカ・カーン、ボーイ・ジョージをはじめ、マキシ・プリーストなどジャンルを越えて
幅広いアーティストが参加している。
また、日本盤のボーナストラックに収録されているリチャード・マークスとは、これをきっかけに翌年、
このアルバムをきっかけにAskaが彼のFlesh&BornでEvery Day Of Your Lifeをデュエットしたのは有名な話。
。
彼らはたとえ大御所と呼ばれようとも、決してそこにあぐらをかくわけでなく誰に対しても気さくな人柄として好印象を与える。
しかし一方で、自分たちのやってきた音楽性には職人意識を傾け大物アーティストと言われる故ののクオリティを常に維持しつづけている。
珠玉のメロディーラインとまるで楽器のようなその美声に女性が魅了されるのはもちろん、
C&Aの歌詞世界はどこまでも男の持つ
哀しい一生懸命さが伝わってくる。そこに勇気と共感を覚える男性も後を絶えない。
楽曲構成は壮大バラードなものやアッパーなリズムのもの、そしてラブソングとどれもがそこのスケールの大きさを感じさせるが、
歌詞は一人の男性からみた極めて機微な世界だ。年を経るごとに重みと深みを増す、そんな多くの魅力と実力を気負いなく兼ね備えた、親しみ易い愛されるべき
大器の二人なのだ。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....
- 1. Southern All Stars
- 2. YMO
- 3. Yumi Matsutoya
- 4. Happy End
- 5. Hibari Misora
- 6. Tatsuro Yamashita
- 7. Momoe Yamaguchi
- 8. Yosui Inoue
- 9. Eiichi Otaki
- 10. Seiko Matsuda
- 11. Ryuichi Sakamoto
- 12. Keisuke Kuwata
- 13. Motoharu Sano
- 14. Eikichi Yazawa
- 15. Flippers Guitar
- 16. RC Succession
- 17. Kenji Sawada
- 18. Kyu Sakamoto
- 19. Blue Hearts
- 20. Miyuki Nakajima
- 21. Tetsuya Komuro
- 22. Boowy
- 23. Yutaka Ozaki
- 24. Hikaru Utada
- 25. Tamio Okuda
- 26. Mariya Takeuchi
- 27. Mr Children
- 28. Kazumasa Oda
- 29. Spitz
- 30. B'z
- 31. Pizzicato Five
- 32. Off Course
- 33. Murahachibu
- 34. Pink Lady
- 35. Tulip
- 36. Ringo Shiina
- 37. Toshinobu Kubota
- 38. Char
- 39. Godiego
- 40. X Japan
- 41. Yujiro Ishihara
- 42. Ayumi Hamasaki
- 43. Cornelius
- 44. Haruomi Hosono
- 45. Dreams Come True
- 46. Takuro Yoshida
- 47. Anzenchitai
- 48. Checkers
- 49. Candies
- 50. Yasuyuki Okamura
- 51. Misia
- 52. Minako Yoshida
- 53. Namie Amuro
- 54. Taeko Onuki
- 55. Akina Nakamori
- 56. Tsuyoshi Nagabuchi
- 57. Alice
- 58. L'Arc〜en〜Ciel
- 59. Shogo Hamada
- 60. Tatsuya Ishii
- 61. Unicorn
- 62. Chage & Aska
- 63. Dragon Ash
- 64. Hi-standard
- 65. Glay
- 66. Masayoshi Yamazaki
- 67. Akiko Wada
- 68. Moon Riders
- 69. Smap
- 70. Tomoyasu Hotei
- 71. Tokyo Ska Paradaise Orchestra
- 72. Lisa Ono
- 73. Blankey Jet City
- 74. quruli
- 75. Roosters
- 76. Kyosuke Himuro
- 77. Michelle Gun Elephant
- 78. Denki Groove
- 79. Kenji Ozawa
- 80. Yuzo Kayama
- 81. Yellow Monkey
- 82. Jacks
- 83. Fishmans
- 84. Noriyuki Makihara
- 85. Ken Hirai
- 86. Yonin Bayashi
- 87. Rip Slyme
- 88. Princess Princess
- 89. Original Love
- 90. Luna Sea
- 91. Mute Beat
- 92. Alfee
- 93. Hiroshi Fujiwara
- 94. Sadistic Mika Band
- 95. Mondo Grosso
- 96. Judy And Mary
- 97. Zeebra
- 98. Crazy Ken Band
- 99. Ua
- 100. Begin