CARPE DIEM 今この瞬間を生きて

ヤマザキマリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784767831640
ISBN 10 : 4767831644
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
追加情報
:
208p;19

内容詳細

ヴィオラ母さん、猫、昆虫、そして老いの先人たち……

私の生き方の原点がここにあった――

コロナ禍、母の死を経て見えてきた

ヤマザキマリ流、老いと死との向き合い方。


●寿命が何歳であろうと、その時までを思い切り生きていけばいい
・なぜ人は、老いや死に対して大きな拒絶感を抱くのか?
・なぜ人は、若さにばかり価値を置きたがるのか?
・なぜイタリア人は、新車より中古車を好むのか?
・なぜ、「何者か」にならないといけないのか?
・なぜ、イタリアは老人を敬い、日本は老害扱いするのか?
・なぜ、夕焼けは雲があるほど美しいのだろう?
・人に備わる知性、感性、命の機能を十分に使いこなすには?

幼少期から老人と触れ合い、
親の介護、そして死を経験し、
多種多様な「老いと死」に触れてきた
真の国際人・ヤマザキマリが
豊かな知見と考察をもとに語った、
明るくて楽しい、前向きな人として生き方。

■目次
1章 生きて死ぬ摂理
2章 老いの価値
3章 善く生きる
4章  私の老い支度
5章 母を見送って

■著者プロフィール
ヤマザキマリ(やまざき・まり) 漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2015 年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章。著書に『スティーブ・ジョブス』(ワルター・アイザックソン原作)『プリニウス』(とり・みきと共著)『オリンピア・キュクロス』『国境のない生き方』『ヴィオラ母さん』『ムスコ物語』『歩きながら考える』『人類三千年の幸福論ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話』など。

【著者紹介】
ヤマザキマリ : 漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とよぽん さん

    ヤマザキマリさんの著書を何冊か読んだが、本書は特別な印象を私に与えたと思う。マリさんの胆力は、まさにヴィオラ母さんリョウコさんの潔い生き様によって培われたのだ。「あなたね、もうやるしかないわよ!」が口癖だったと、亡くなった後に多くの人から言われたという。マリさんは「人間という特異な生き物を、身体的にも精神的にも、余すところなく機能させ、成熟させ、終わることのできた人であった」と、お母さんの人生を受け止めている。外から日本を見るマリさんの視点も客観的で合理的だ。

  • すだち さん

    マリさんならではの死生観、老いへの心構えなど。年を取っても元気で綺麗でと思うのは悪いことではない。でも抗いすぎると不自然。「皺を引っ張り、瞼のたるみを除去した70代80代と接しても不安」とはよく言ってくれた。不穏ともある。「老害」の分析に納得。確かにそれどうよ?という人はいるが「老害」と言う言葉には意地悪さを感じる。「若者は気配りや意識が満遍なく張り巡らされて社会の秩序維持を乱さないために懸命になる。老人は社会的な目が気にならなくなり、予定調和を乱す=社会の迷惑」という。すっとこどっこいな年寄り万歳。

  • Roko さん

    マリさんはお母さまを亡くされてから、ご自分の老後や死後のことを考えることが増えたようです。これから先、何が起きるかわかりません。日本の多くの老人が夢見るような「ピンピンコロリ」には懐疑的な気持ちを持っています。みんな歳をとるんです。シワもできるし、髪も白くなるし、老眼になるし、物覚えは悪くなるし、それでいいじゃないですか。無理して若作りしたって、無理して元気なふりをしたってしょうがないんです。自分らしく、自然に生きて、死んでいけたらいいんだよというマリさんの死生観に、とても共鳴してしまうわたしです。

  • kum さん

    老いと死にまつわるエッセイ。他の本にも度々出てくるお母さんの死を通して「人生を満遍なく謳歌し、あらゆる人としての機能と感性を使いきった人間の死は、残された人に生きていく糧を残す"利他"にほかならない」と思ったというマリさん。歳を取ることを恐れるばかりでなく、生まれたからには全力で命を使いきる。そうは思っても、ぼんやりしているとあっという間に時は過ぎる。いつ何があっても、自分の人生を生ききったと思えるように過ごしていこうと思った。言葉が違っているのではと思われるところもあり、本の作りとしてはちょっと残念。

  • スリカータ さん

    ヴィオラ奏者の破天荒なお母さんは、コロナで呆気なく亡くなられてしまったのですね…。離婚した夫の母親と離婚後も同居するエピソードが好きです。ヤマザキさんの死生観や老いに対する考え方、好きだなぁ。私も「老害」という言葉を見聞きする度に、いずれ自分も社会の害になるのかと気持ちが沈みます。経済的観点と自然の理との乖離を感じずにはいられません。

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ヤマザキマリ

1967年生まれ。漫画家・文筆家・画家。17歳でフィレンツェに留学。97年、漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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