吉田秀和

本 新・音楽展望1991-1993

新・音楽展望1991-1993

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  • ★★★★★ 

    森林浴  |  京都府  |  不明  |  2024年05月19日

    最早、古典的名盤と言っていい録音である。LPを聴き枯らしたため、CDを購入した。VCは、オイストラフ+セル+COの宮大工の親方衆が、研ぎ澄まされた手斧と鉈で丸太をズンズン彫磨してゆくがごとき造形美を堪能できる。現代にオイストラフが現役で生存していても、この骨格美に組する指揮者、オケは残念ながら存在しない。おそらく、セル以外では、トスカニーニ、ムラヴィンスキー、ドラティあたりならこの彫磨作業の相手として立てるだろう。クレンペラー盤では、オイストラフ自身が指揮者の巡航速度とインパクトに合わせている観があり、それはそれで特有の味わいがあったのだが、オイストラフが伸び伸び弾いていたかといえばやや疑問あり。その点で、このセル盤は、時代の偶然が生んだ唯一無比の記録である。DCも若き繊細なロストロポーヴィチの参加を得て、重層する複雑なスコアが歌を犠牲にすることなく整理されながら突き進む。セル+BPO+フルニエのドヴォルザークCCを聴いて、フルニエの弓がセル+BPOの語りに耐えきれていない(その逆もあり)事に溜息をつていたのだが、ロストロポーヴィチならば組して不足なし。

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  • ★★★★☆ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  2024年05月19日

    ティボール・ヨナス指揮、ミュンヘン・サロン・オーケストラによる演奏で収録されたCDです。 この団体はヨナスによって1981年に設立されたもので、ヴァイオリン、ヴィオラやピアノ等11名で編成されているそうで1990年頃に日本にも来日しているようです。 このCDはヨハン・シュトラウス等のウィンナ・ミュージックを軸に聴きやすいクラシックの小品を集めたもの。 前述の来日公演で演奏された曲もいくつか含んでいます。 楽器の編曲は楽団員によるもので、アレンジはオリジナル重視のアレンジ。 演奏はこの手のものとしては充分立派なもので、ちょっと硬めのドイツ的サウンドを活かした肩のこらない聴きやすい演奏です。 録音は1985年から1986年にかけて、40年近く前に収録されたものですがデジタル期の録音なので音質は綺麗。

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  • ★★★☆☆ 

    moonlit knight  |  東京都  |  不明  |  2024年05月19日

    1999年発売のアルバム『TURN IT ON AGAIN: THE HITS』の復刻版ですね。ヒット曲を中心に選んでるのでしょうが当時の(古いファンには当然ながら)比較的新しいファンにも選曲が?のような気がします。この選曲では、遡ってgenesisの名曲には辿り付けないと思うんだけどなあ。 もしかした当時は世界的に売れたのですかね。確かにシングルでそこそこヒットした曲もあるので星3にしておきます。 (邦題: ジェネシス・ベスト・アルバム)のベストアルバムと言うのは、邦題が酷いかな?単にヒットした曲が含まれてるだけでベストではないよ。勘弁して下さい。

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  • ★★★★☆ 

    あぶらげ  |  東京都  |  不明  |  2024年05月18日

    ピアニストの息遣いまで聞こえる好録音、ですがヘッドフォン鑑賞だと少し気になるかも。柔らかなタッチで心穏やかに聴ける演奏です。豪快とか強打とか快速というのはなく、あくまで柔らかな感じ。強打!豪快!というのが苦手な方にはマッチすると思います。

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  • ★★★★☆ 

     |  岐阜県  |  不明  |  2024年05月18日

    素晴らしい演奏です。でも、思ったいたほどではなかったです。

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  • ★★★★☆ 

     |  岐阜県  |  不明  |  2024年05月18日

    下記のレヴューから、リピートはすべて省略されていると思ったらそうでもありませんでした。一部省略ですね。SACDなのだから全部入れればよかったのではないでしょうか。美しい演奏です。

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  • ★★★★★ 

    てつ  |  東京都  |  不明  |  2024年05月18日

    この演奏を聴くと、やはり「ロトは才人だ」と思う。早めのテンポだが、スケール感はあるし、インテンポであっさり感ばかりな訳でもない。ロトは全体を把握してから細部を詰める。間違いなくそういう手法を採っている。だから細部が悪目立ちしない。良い意味でのスパイスになる。それでも、第二楽章主部のリズム処理には驚嘆した。ネタバレを避けるために詳細は書かないが、こういう手があったのか!と目が丸くなった。これを思いつくだけでやはり、ロトは才人だ。第三楽章も歌いながらもテンポが決して遅くないって、どういうことだろう。ロトにの辞書には「矛盾」という文字がないような、そんな気がする。9番だから版の問題はないが、この演奏を聴くとブルックナーにもまだまだ新しい解釈の可能性は無限にあることをロトに教えてもらった気がする。ロトはもしかしたらクレンペラー以来の「ブルックナーとマーラーの両刀使い」なのかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    TA  |  神奈川県  |  不明  |  2024年05月18日

    心がないとは実演聴いたことがあるのか? 私は彼女の演奏はチョン・キョンファに匹敵すると確信している。

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  • ★★★★★ 

    nk  |  東京都  |  不明  |  2024年05月18日

    この録音は1960年だそうですが、その頃録音が終了していた「リング」では「ラインの黄金」だけだったと思うので、まさにリング作成中に録音された物だということになるわけですが、なぜこの録音がスルーされてしまって現在に至っているのか不思議でなりません。 この素晴らしい音楽の記録が! 第一幕のPreludeと第三幕のLiebestodが特に有名なこの楽劇ですが、第三幕のPreludeにおける、コントラバスとバイオリンの掛け合いが醸し出す慟哭の音楽の不気味とも言える表現力の素晴らしさ。他にもコールアングレやバスクラリネット等の生々しくも美しいウィーン・フィルの響きがしっかりと刻み込まれたカルショーの名録音だと思います。 私はウィーン・フィルのCDを沢山所有しておりますが、ここまでウィーン・フィルの「コントラバス」の音を赤裸々に生々しく記録した録音は聴いたことがありません。 さらにこの録音を聴いて「やはりワーグナーの音楽はオーケストラなのだ」との認識を新たにした歴史的名演として再評価されるべきと思います。

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  • ★★★★★ 

    yasumin  |  富山県  |  不明  |  2024年05月18日

    ドゥリアンをはじめて聴いたのは、エテルナのムソルグシキー/禿山の一夜だった。解釈が独特で、ケーゲルの「展覧会の絵」が聴きたくて買ったLPだったが、ドゥリアンの演奏に衝撃を受けた。以後、この指揮者のCDを買い集めてきたが、どの演奏も素晴らしかった。今回のブルックナーの9番が特に素晴らしく、チェリビダッケのようなスローテンポだが、その解釈は、似て非なるもので、より柔らかい響きで包み込まれるような素晴らしい演奏だった。

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  • ★★★★★ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  2024年05月18日

    ミクロス・ローザの映画音楽を集めたCDです。 1、2曲目は、エルマー・バーンスタイン指揮、ユタ交響楽団の演奏で『地球全滅』『彼のせいで』を収録。 いずれも序曲だけ一曲ずつの収録です。 元は別の作品2つと組み合わせて1つのCDとして発売されていた音源で、長らく廃盤のため中々聴けなかった音源です。 バーンスタイン&ユタ交響楽団の演奏も悪くなくあまり知られてないこれらの作品を聴くにあたり十分な水準です。 『ベンハー』『ジュリアス・シーザー』『エル・シド』『キング・オブ・キング』『ソドムとゴモラ』『三つの恋の物語』からそれぞれ数曲ずつ収録されており、それを演奏するのは、ライナー・パドベルク指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。 パドベルクはドイツの作曲家だそうで、主に映画音楽の分野で活躍しているそうです。 指揮者としての録音自体は少ないようで、このローザの音源が代表作の模様。 演奏はなかなかよく、豪快な音楽。 特にトランペットを中心とした金管群をよく鳴らしており、当時のロイヤル・フィルの金管の優秀さがよくわかる。 しかし、歌心もあり、映画音楽の作曲家らしい映画音楽のツボを押さえた好演奏と言えます。 バーンスタインは1984年録音、パドベルクが1985年録音と40年前の録音ですが、デジタル時代の音源のため音質は良好です。

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  • ★★★★☆ 

    まくべえ  |  東京都  |  不明  |  2024年05月17日

    ”犯罪小説”…ロマン・ノワール?。夜の街でのし上がった男がパン屋の娘と恋に落ちヤクザ・半グレと対峙するハードボイルドなのかホラーなのか?。展開がスピーディーで相変わらずの描写力。シナリオライターを経て来ているせいか何処となく映画的な”画”が浮かぶ筆力も流石。

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  • ★★★★★ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  2024年05月17日

    ギルドが発売していた人気シリーズ、黄金時代の軽音楽。 このCDはシリーズの一枚で1930年代のライト・ミュージックを集めたもの。 収録された作品はこんにちでは聴く機会がない作品ばかりであり、例えばイェッセル『市警のパレード』イヴァノヴィッチ『東洋のバラ』と言った著名な作者の知らない作品から、当時人気を誇ったハーマン・フィンクの作品をメドレーにしたものまで、いずれもメロディは聴きやすく親しみやすい曲が揃っている。 演奏陣も当時有名な楽団、人物が揃い、例えばマルク・ウェーバーとウェーバー楽団、ファーディ・コッフマンとヒズ・オーケストラ等当時軽音楽の分野で人気を博した音楽家、またテレフンケン大吹奏楽団を指揮してドイツ行進曲を中心に名演を残したカール・ヴォイチャッハが、サロン・オーケストラを振ったもの、クラシックの分野ではオペレッタの作曲で知られるエドゥアルト・キュンネッケが、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を振り自作を吹き込んだ音源等珍しいものもたくさんあり、いずれも当時の雰囲気が存分に感じられる。 復刻も、年代を考えると非常に良い。

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  • ★★★☆☆ 

    Poirot  |  東京都  |  不明  |  2024年05月16日

    このディスク自体は,まだ聴いていませんが,前の方のレビューで,実演でもこのレベルで弾けたらすごいという趣旨の疑問が出ていたので,それに対しての感想として,昨夜 Musikverein で彼女(Rana)のソロで Mozart の協奏曲を聴いた経験から言えば,Mozart のコンチェルトで,ミスタッチや速いパッセージで音符を弾き切れない部分が散見されたところからすれば,ディスクの演奏はかなり編集されていると思われます。なお,ピアノの音自体は,大変きれいでした(ホールの音響が半分は助けているとは思いますが)

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  • ★★★☆☆ 

     |  岐阜県  |  不明  |  2024年05月16日

    レンジの広いモノラル録音に聞こえる。当日会場にいた人は見た目も面白かったかもしれないが、このSACDで聞く限りは音響的に不満である。ソナタ形式ではきちんとリピートしていることで1点。新しい試みに敬意を表して1点。演奏に1点。合計3点評価。

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